「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

サウジ.ジャナリスト殺人事件 理解しにくいアラブ人の気質と性格

2018-10-25 06:13:29 | 2012・1・1
サウジアラビアの反体制派のジャナリストがトルコ.イスタンブールの総領事館内で行方不明になった事件について、トルコのエルドアン大統領は”凶悪な計画殺人事件だ”と公言、米国のトランプ大統領も”史上最悪な隠蔽だ”とサウジ政府を強く批判している。事件はサウジの情報機関の犯行だが、背後にサウジのムハマンド皇太子が関与しているという情報が依然強く、国際社会に波紋が広がっている。

今のサウジ情勢については知らないが、1950年代から60年代、サウド国王時代の中東情勢を新聞社で取材したことがある。その後1980年代、国際協力機構時代のJICAで、研修監理員として、来日したサウジの研修員の面倒を複数回、担当したことがあり、一般の日本人よりはサウジについて知識があるが、極東のわが国とは生活習慣、宗教歴史すべてが違い、研修監理員を困らせらものだ。一例、当時新宿の三井ビルにあったJICAの事務所へ行くのに、目の先のホテルから車を用意せよ,とか、京都観光はしたくない(宗教上の理由)言った具合だ.

イスラムの本山、メッカの地の王国なのだろうとか、それとも後年の石油発掘による驕りなのかわからないが、僕の手元に「アラブ人気質と性格」(差ニア.ハマデイ著、笠原佳雄訳 サイマル出版)があリ、サウジの解かり難い一面が書いてある。参考までに紹介してみる。「アラブは自分にとって大事なことは秘密裏にやることが多い」「誰も知らない国に行ったら、着物をあげ、必要wみたす(小用をする)」「アラブ人は社会とのかかわりあいの中で、しばしば敵意を示す。これは主として、密着しすぎる社会から生まれる摩擦からくる}