「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

平成の平和の御代ご報告に靖国神社ご親拝を

2018-10-18 07:13:53 | 2012・1・1
靖国神社の秋の例大祭が昨日から20日まで開催中である。テレビのニュースで、欧州諸国歴訪中の安倍晋三総理が「真榊」を奉納したと伝えてていたが、今朝のわが家の新聞は一行も報じていない。「真榊」奉納では”近隣諸国”も文句を言わないし、ニュース.バリューがないのだろうか。戦前戦中、靖国神社の大祭といえば、天皇陛下がご親拝し、九段の坂は遺族でいっぱい、都内の学校は休みで境内は参拝客でにぎわった。

戦後も昭和天皇は1945年から69年まで7回靖国神社を親拝されているが、75年(昭和50年)11月20日を最後に親拝していない。理由は平成8年明らかにされた富田朝彦宮内庁長官のメモによると、天皇陛下がA級戦犯の合祀に不服、反対だったからだとされている。メモは日本経済新聞の特ダネの形で公表されたが、その信憑性につぃて疑問賜されており、僕もその一人だ。

小ブログ(2006年7月21日)は当時の富田朝彦、後藤田正晴(官房長官)中曽根康弘(総理)三人が戦前の内務官僚の出身で、特に中曽根総理と富田長官とは旧海軍の「短現」(短期現役)の主計将校で、富田長官は後藤田長官が警察庁長官だった時の警備局長だったことを指摘し、メモが政治的なものではないかと推測している。

昭和天皇の最後の靖国ご親拝から43年の歳月が流れ、平成の御代には天皇陛下は一度もご親拝していない。来年4月30日には退位されるが、国民の一人として、退位前の春の大祭にご親拝され、平成の御代30年も平和の時代だった旨、ご報告願えれば幸せだ。そして、それを機会に春夏大祭のご親拝を復活させていただきたい。