「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

関脇 御嶽海の2回目の優勝 

2019-09-23 05:25:20 | 2012・1・1
大相撲9月場所の千秋楽は東西関脇同士の優勝決定戦で盛り上がり、御嶽海が貴景勝を寄り切って勝った。勝負は簡単だったが、玄人受けする”横綱相撲”であった。御嶽海の幕内優勝は、昨年7月場所についで2回目だが、この時も3横綱は休場、大関も不成績であった。そこで、たまたまのフロック優勝だとの陰口もあったが、昨日の相撲はなんとなんと堂々としたものだ。

わが家は老妻が信州の出身、僕も長野市に勤務したことがあり、一家をあげて御嶽海のファンで応援している。信州は江戸時代の大大関、雷電為衛門の出身地(現在東御市)であり、昭和の初期には関脇,高登という人気力士(戦後テレビ解説者)もいたが、この半世紀ほど話題になる力士は出ていない。

僕は土俵外での御嶽海の”天心爛漫”な微笑みが好きた。昨日も優勝決定戦後引きあげる花道で付け人と大きくハグを交わしていた。記者会見での応答で時々浮かべる微笑もよい。まだ26歳の青年であるが、チャンスはものにしなければならない。精進して来場所一気に大関、ついで横綱へと駆け上ってほしい。