10年1昔というが、その1昔前の2009年9月28日の日記を振り返ってみたら、野に下っていた自民党の総裁選挙が行われ、谷垣禎一氏が対立候補の河野太郎、西村康稔候補を破り第24代総裁に選出されたとあった。当時小ブログは何を書いていたのか調べてみたら”捨て石候補にガキっ子候補”という表題で、谷垣氏への期待よりはむしろ河野氏に対する批判を書いていた。
河野氏批判の私説をかいつまんで紹介すると、河野氏が外国人記者クラブでの討論会で英語で対応したとか、米軍基地周辺の小中校は英語を必修にすべきだといったかどうかなどだが、本心は父親洋平氏の”七光り”に対する批判であったような気がする。
10年経過、河野氏は安倍内閣で外務大臣を経験、今防衛相、西村氏は経済相として先日の内閣改造で初入閣した。谷垣氏は総裁期間中、与党に帰りざかず,総理になれなかった。そして”自転車事故”事故を起こし政治から引退した。一方、与党民主党はどうか。総理の鳩山由紀夫氏も政界から引退、幹事長だった小沢一郎氏は”泡沫”政党の代表に過ぎない。
10年先の政治は如何? 自公体制は持続され、自民党総裁には誰が選ばれるのか。巷で評判の小泉進次郎環境大臣なのだろうか。10年先は読めない。1昔前、与党民主党の幹事長だった小沢一郎氏が”一族郎党”を引き連れて北京詣でしたのが、昨日のようでもあり、大昔のようでもある。