「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

今場所も横綱不在 大関が出ると負けの場所

2020-01-16 05:54:14 | 2012・1・1
大相撲初場所が5日目にして東西横綱が2勝7敗(2不戦敗)というぶざまな星で欠場した。東の横綱白鵬はすでに4日目病気を理由に土俵を去り、西の横綱鶴竜も2連敗して去就が注目されていたが、5日目、白鵬に右へならいした。大関陣もそうだ。先場所0敗13休して陥落のカド番に立つ豪栄道もすでに4敗である。先々場所まで大関で、今場所10勝あげて復帰を目指す高安も3敗。もう一人の大関貴景勝がわずかに4勝と気をはいているが、小結以上の役力士で全勝は一人もいない。

この”横綱不在大関出ると負け”現象は今場所に限ったものではない。調べてみたら昨年9月場所も白鵬2敗13休み,鶴竜4勝4敗7休み、一昨年7月場所も白鵬3勝1敗11休み鶴竜3勝3敗休み、稀勢の里全休と、1年6場所興行なのに、うち1場所は、日の下開山不在,土俵入りもない。羊頭狗肉といわれても仕方がない。

白鵬時代は確実に終わりに近付いている。貴景勝を筆頭に若手の台頭が目立つ。下剋上の時代ともいわれる。群雄割拠の感がないでもないが、その前に横綱らしからぬ横綱は引退するよう横綱審議会で話し合うべきだ。鶴竜はすでに3場所連続15回目の欠場だ。時代は移り、幕下以下には大鵬の孫、納谷や、24戦土つかずの逸材元林があとを追ってきている。