「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

老人施設入居者からのご挨拶

2020-01-17 05:34:57 | 2012・1・1
昔、現役時代、海外取材を共にしたK君のご子息から昨日”父は昨年暮れから高齢者施設に入居しています。父は元気ですが、今後父へ連絡は私どもへお願いします”と葉書が届いた。K君からは毎年達筆で賀状を頂戴していたが、今年は届かず心配していた。別の親しい友人からも賀状がとどかない。こちらは子供さんと面識があるので、松が明けてから電話をしたら、すでに夫人が入居している老人施設に移ったという。二人とも90歳を迎えた仲間である。

福島県の有料老人施設に入居中の知りあいの女性からは僕の送った賀状に対して妹さんから礼状が届き”姉を見舞いに行ったら流感にかかって直接話ができず、テレビ電話のようなパットで話をしてきましたと「笑門来福」の葉書に姉さんの顔写真を添えた葉書に連絡先としてご自分の住所が記されてあった。その心配りが嬉しい。

今年の賀状に対して何通かはご返事がなかった。いずれも老人施設に入居中か在宅介護を受けている方だ。昨年までは、賀状に一言「百〇歳」と添え書きがあったTさんからも今年は頂戴してい。電話も通ぜず電子メールでのやり取りもできない。お元気だとは思うのだが。”老いぼれた”現状はなかなか伝えにくいものだが、お互いに生があるかぎり消息を知りたい。介護に当たる家人からでも返事が”あらまほしき”かなである。