「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

前原誠司議員 ”あきらめの壁”

2020-01-29 05:38:00 | 2012・1・1
国民民主党の前原誠司議院が昨日の衆院予算委で、立憲、国民、社民、無所属フォーラムを代表して質問するというので、NHKのテレビ中継にチャネルを合わせた。前原議員といえば、かっての民主党、民進党の代表、民主党内閣では国土交通相、外相、国家戦略担当相を歴任した大御所である。いってみれば党首会談である。

連日の国会中継だが、質疑は中国の新型ウィルス、「桜を見る会」、カジノ汚職、、”政治とカネ”の追及に終始して不謹慎だが、あまり面白くない。その点前原氏の質問は、国家的見地から7年間の安倍政権の経済、財政政策を総括して見どころがあったが、批判だけで、提案がないのは残念であった。

多少耳が遠くなり、誤聴してはと思い、購読紙で前原議員の質問を活字で確認しようと思ったが、一行の報道もない。前原議員は安倍総理の施政演説で使用した”あきらめの壁"を引用していたが、どうにも僕には前原議員の現在の政治的立場の前には“あきらめの壁”が立ちふさがっているように見えてない。立憲民主と国民民主との”合流”の話はどうなったのか。民進党が分裂した一因は誰だったのか。前原議員の質問に空疎感を抱いたのは僕だけではないと思う。