「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「朝三暮四」だった10年前の鳩山政権

2020-01-30 06:08:39 | 2012・1・1
暖冬の影響なのだろうか。昨日の東京の都心は最高気温が18.6℃まで上がった。週に1回の介護施設へリハビリ通院したら戸外は春四月を思わせる陽気であった。その影響なのかテレビで冬野菜が安いと報じていた。早速、家人がスーパーの”愛菜”安売り広告につられて大根1本100円、キャベツ150円で買ってきた。

調べ物があって、10年前、2010年1月の小ブログを読み直したら、”せこい大根1本50円”と書いていた。民主党の鳩山政権が沖縄の辺野古基地移転問題で”最低でも県外”と迷走している最中であった。経済も低迷していて”百貨店の売り上げが24年ぶりに7兆円、スーパーも21年ぶり13兆円を割り込んだ”と書いている。

同じように国会開会中で野党であった自民党の茂木敏充議員(現外相)が鳩山由紀夫総理に対して「朝三暮四」について質問していた。「朝三暮四」とは列子に由来し”人を口先だけでだますこと”(三省堂慣用句辞典)という意味である。鳩山総理はご存知なかったようだが、質問者の茂木議員は当然ご存知である。今日も国会で質疑が展開されているが政府の答弁が「朝三暮四」では困る。