「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

要介護2の要介護3の夫婦老老介護

2020-01-28 07:03:02 | 2012・1・1
老妻(87)の介護保険証の認定調査のため、昨日、区(東京)から女性の調査員が来宅、現況について聴き取りしていった。老妻は要介護2の認定を受けているが、介護サービスは受けていない。僕も同じ要介護2だったが、先日の調査で1階級上の3に引き上げられた。介護の認定は調査員の報告や主治医の診断によって決定されるが、僕は令和5年、92歳まで期限の介護3の保険証が郵送されてきた。

同じ要介護の老夫婦だが、現状はというと,僕は膝の人工関節置換手術で身障者4級の手帳をもつが、老妻は比較的足腰は丈夫で杖は持たず、僕の通院の際は院内で車イスを押し、耳の多少遠くなった、僕に立ち会ってくれる。日常生活でも、トイレ、お風呂などは、まだ僕は自分でできるが、膝の悪い足の靴の履き替えなどは老妻の手助けが必要になってきた。まさに老老介護である。

その区の介護保険資格係から夫婦別々に昨年度の介護保険料収納状況確認書が届いた。僕が年額92256円(月平均7700円)、老妻が63642円(平均5300円)とあった。これは全国平均の月基準額5869円からみて平均額である。僕は昨年9月から月1回の膝の通院リハビリ、サービスを受けて、保険の恩恵に浴しているが老妻はない。

老人の多少近視眼敵観察だが、高齢者の医療介護福祉をめぐって大変な時代がすぐ先に来ている。政府は全世代型社会保障制度の確立を検討しているが、国会質疑では目先の中国の新型肺炎対策や「お花見の会」カジノの贈収賄、例によっての”政治とカネである。百年社会の到来と喜んでいてよいのか。