「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

戦前の”嬉しい雛祭り”の想い出

2020-03-03 05:54:26 | 2012・1・1
今日は3月3日、桃の節句、雛祭りだが、娘がみな成長、孫がみな男のため、ここ20余年雛人形を飾ったことはない。屋根裏の物置にしまったままだ。僕は戦前、子供だった頃の”嬉しい雛まつり”の想い出があり、飾りたいと思うのだが、足腰が弱り屋根裏に登れない。とくに今年は「コロナ.ウィルス」騒ぎ、それどころではない。

雛祭りというと”嬉しい雛祭り”の童謡が口ずさみたくなる。
◇ 嬉しい雛祭(作曲サトーハチロー 作曲河村光陽)
  あかりをつけましょうボンボリを お花をあげましょう桃の花
  五人囃子(ばやし)の笛太鼓 今日は嬉しい雛祭り
この歌が世に出た昭和11年(1936年〉、軍靴の音が近ずいてきていたが、まだ平和な昔からの日本の姿が感じられるが、一方では80余年の歳月の経過も感じる。「ボンボリ」「五人囃子」といっても今の子供にはわかるだろうか。

都会ではわが家ばかりではないようだ。家庭で段飾りの雛人形を出すの珍しくなってきた。写真は昨年、近所の学童保育をかねる地域センターの入口で見かけたものだが今年はコロナ.ウィルス騒ぎどうだろうか。老人は外出禁止、昨年の写真で代用。