「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

対中韓遅すぎた入国制限 問題は守れるのか

2020-03-06 05:59:49 | 2012・1・1
政府は昨日、ようやく重い腰をあげ対中韓両国に対する事実上の入国拒否ともとれる措置をとり、両国民の入国に際しては指定の場所に2週間待機させ、航空機による入国は成田、関空だけに制限、船舶による旅客運送を停止することを決めた。

中国で最初の新型コロナウィルスが発生したのは昨年12月といわれ、今でも、感染者は増え続け最近情報では8万人を超え、死者も3千人も出ている。日本の外務省は集団感染地の武漢などからの入国は禁止していたが、法務省の説明では、1日あたり1月には2万人、2月でも1千人もの中国人が入国していたという。

小ブログは終始、韓国の感染者数の急増に警告をならし「深刻な韓国の新型ウイルス、遅くはないのか日本の対応」(2月24日)「日韓相互渡航の一時停止を提案」(2月27日)と提案してきた。中国では一日当たりの患者数は2月末から3月に入ってきて減少しているのに韓国は逆で昨日だけで322人発生、累計6088人に及んでいる。

わが国でもここ毎日感染者数が増え昨日も国で39人発生した。クルーズ船「ダイヤモンド.プリンセス」号の数を入れると1057人だが、これを除くと363人である。韓国とはケタ違いである。しかし、東京では学童にまで感染者ができており、韓国との往来が多い、九州にも感染者が出てきている。

問題は入国者を2週間”待機”させるというが、どこに”待機”させるのか、外国人に対して強制力を持って待機させることができるのか。クルーズ船から陰性と判断されたた下船者から、その後陽性に変わり入院した者もいる。しかし、細かい問題は別として中韓両国との間の渡航に”歯止め”がかかったことはよいことだ。