”寒さ暑さも彼岸まで”-東京ではすでに桜の開花宣言が出たが、これを追いかけるようにして、わが家の近くの豪邸の庭の紫木蓮の花が咲き始めた。若いころはパーッと咲きパーッと散る桜の華やかさが好きだったが、最近は木蓮の渋い花の色調と咲きかたも分かりはじめてきたようだ。
毎週水曜日は週一回の介護施設でのリハビリ通園日だが、迷った末、3週続けて休むことにした。新型コロナ.ウィルス感染のメドとされる二日続けて体温が37.5℃になったことはなく至って健康なのだが、社会の自粛ムード、年寄りがクラスター(集団感染)の多少なりとも可能性がある場所へノコノコ出かけては失礼だという自分の判断によるものだ。
それに高齢者や持病持ちが感染した場合致死率が高いということだ。そこで先日毎月一回、高血糖で治療を受けている近くの病院に電話して薬だけもらえないかと頼んだが断られた。結局、通院して治療を受けたが、主治医は次回は2か月分薬を出しましょうということだった。医療機関も介護施設も一律した対老人基準はないみたいだ。
国内の感染者数は16日31人、17日44人と微増しているが、欧米みたいな爆発的な増え方はないし死者もあまり出ていない。政府の対策が効を奏していると思うのだが、別な言い方で言えば日本人の国民性もあるのでは。戦争中のスローガンに”勝つまでは欲しがりません”というのがあった。”雀百まで”のたとえではないが、僕ら超高齢世代も社会の自粛ムードに協力して閉じこもりは正しい判断なのかもしれない。