「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

"石の上にも三年” 関取に復帰する富士東

2020-03-26 06:42:05 | 2012・1・1
昨日の大相撲番付編成会議で、3月の無観衆大阪場所で11勝4敗ながら3場所続けて10勝台にのせた関脇朝之山が大関に推挙された。ここ数年、大関の座から転落する力士が多く、現在、琴奨菊、照ノ富士、栃ノ心、高安と4人もおるが、相撲界では横綱に次ぐ地位、昇進おめでとう。

この編成会議で元幕内力士の幕下力士の富士東が5勝2。敗の成績で19場所に来場所十両に帰り咲く。18場所というが年6場所の大相撲では3年である。″石の上にも三年”という諺がある。「石の上でも三年座り続ければ暖かくなる」という意味である。(三省堂慣用句ことわざ辞典。

冨士東は江戸っ子力士である。戦後すぐの時代の横綱、東富士としこ名が似ていて、取り口も押し一本なのが好きで幕下に落ちてからもNHKのBS放送の土俵で応援していたが、よくも腐らうにいたものだ。平成31年の3月場所でも東幕下2枚目の地位で4勝3敗をあげながら、2年目の十両昇進を抑えられている。

相撲も土俵の上の白黒の勝ち負けだけでなく、記録面まで追うと面白い,辛抱強さでいうと西序二段99枚目の華吹(はなかぜ)につきる。ここ20年、序二段と三段目を上下いている力士だが、先場所も4勝3敗と勝ち越し、5月場所出場すれば50歳とのこと。人生百歳、力士寿命ものびているのだろうか。