「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

WHO(世界保健機構)のパンデミック(世界的流行)認識

2020-03-12 06:30:38 | 2012・1・1
新型コロナ.ウィルスの感染は世界114か国地域、11万8000人、死者の数も4291人に達し、WHO(世界保健機構)のテドロス事務総長は感染拡大はパンデミックに相当すると表明、現時点での流行最前線はイタリア、イランだが各国ともその危険はあると警告した。

わが家で講読している新聞は昨日の紙面では感染者数、過去最大の59人と三段扱いの見出しで報じていたが今日は53人と一段ベタ扱いである。しかし、幸いクラスター(集団感染)は押さえ込まれているようだが、感染者の中には医療や介護通園施設の関係者まで出てきている。

自分の頭のハエも追えないのに他国のことに触れるのはどうかと思うが、WHO事務総長が名をあげた、イタリア、イランだけではない。お隣の韓国でも昨日感染者数が一日で242人も増え、累計7755人、死者も63人となった。ソウルでも50人の感染者が出ている。心配なのは米国で感染者数が急増し1000人を突破、感染者の中には国防総省の関係者や下院議員までいることだ。

ウィルス発源元の中国ではこのところ感染者数が連日50人以下に抑えられ、習近平国家主席が大きなマスク姿で武漢を視察していたことだ。終息へ向かっての兆しであればよいのだが。わが国は国家的大事業の東京五輪パラリンピックを控えているだけにWHOのパンデミック表明は微妙な発言だ。ウィルスだけでなく外交的な舵取りも必要だ。