昨日29日の日曜日、都心では3月下旬のこの季節には珍しく1センチほどの積雪があった。昭和63年4月8日以来32年ぶりの終雪だという。季節用語で終雪というそうだが、僕には”東京でみる雪はこれが最後です”で始まるイルカの歌った「なごり雪」のほうが季節感にあう。
わが家のある目黒区では雪は昼過ぎから1時間ほど降ったが夕刻には薄日が出て、コロナウィルスで終日外出を自粛している老夫婦にとっては花見の中の雪見になった。しかし、東京では今日も感染者が新たに69人も出ている。そのうち27人は感染者が多発している病院の関係者だという。花見,雪見などと楽しんでいる場合ではない。なごりの雪が新型ウィルス撲滅のお清めのなごりの雪になってほしいものだ。
(写真は降り始めて間もなく、うっすらと積もった隣家の屋根の垂れ雪)