「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「緊急事態宣言」いよいよ、やっと

2020-04-07 06:39:33 | 2012・1・1

新型コロナウィルス伝染拡大による医療崩壊などに対処する「緊急事態宣言」が今日7日、諮問会議の審議を経て正式に発令される。正直言って”いよいよ、やっと”かという感がないではない。宣言は東京、大阪7都府県を対象に1か月低度をめどに実施される。政府はロックダウン(都市閉鎖)ではないといっているが,市民生活に影響が出てくることは間違いない。

僕が”いよいよ、やっと”と感じたのは何故か。安倍総理が「宣言」有効の目安としている1か月だが、今から1か月前の3月の今頃は総理が突然学校の一斉休校を言い出した頃(5日)で、隣りの韓国では爆発的に感染患者が増えていた。WHO(世界保健機構)テトロス事務局長がパンデミック(世界的流行)と認め、ここ1-2週間がヤマ場とも言っていた(12日)。当時日本の国内感染者数は3月に入って15,14,16,32,56と微増の傾向にあった。この時点で早々と「宣言」はできなかったのか。当時の小ブログを読み返して見たら、僕は総理は国会でもマスクをつけろと主張している。まさか総理に「コロナ」に対する甘さがあったとは思えないが。

「緊急事態宣言」を受けて東京都ではすでに具体的な対応策を示しているが、問題は 感染がさらに拡大し医療崩壊のような事態が発生した場合だ。軽症患者はホテルに収容といった考えがあるとすれば危険である。戦前の内務省管轄下の強圧的な「伝染病」対応を多少知っている世代だが、事医療に関しては、厳しさがなければならない。