「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

年寄りの姿が消えた地域の病院

2020-04-22 06:55:17 | 2012・1・1

昨日の朝起きようとしたら腰から背中にかけて激痛が走り立ち上がれない。トイレにも行けない状態だ。昨年11月にも同じ症状になったことがあり、娘婿の車で病院に運びこまれたことがある。老妻の助けでその場はなんとかなったが、瞬間的に心配になったのは、コロナウィルスの感染拡大で果たして病院で診てもらえるかどうかであった。診察が無理なら湿布薬でも貰いたいと事前に電話をしたらやはり通院してくれとのことだ。

今回も娘婿と老妻の手を借りてやっと通院できたが、驚いたのは病院内ががらすきだったことだ。普段は駅前のバス停に近かい総合病院なので院内は診察患者、それもお年寄りで一杯なのに閑古鳥が鳴く状態なのだ。おそらく、病院側がウィルス拡大防止に協力しているのだろう。かくいう僕も3月の定期診察(内科)の際、主治医から5月連休明けまで薬を頂戴している。

僕が住む東京の目黒区でも累計患者数が100人を超えた。23区のうち7番目に多い区だが、区内には国立東京医療センターなど大病院が多く、医療施設には恵まれている。しかし、コロナウィルスがオーバーシュート(大量集団発生)した場合対応できるのだろうか。すでにコロナウィルズ患者の収容先との関連で救急車で盥まわしされているケースが増えていたという。背中の痛み程度でよかったが、医療崩壊が起きたら、ま先の犠牲者は年寄りであろう。しかし、お年寄りの”談話室”と悪口言われてきた病院の待合室現象が一時的にも解消出来たのは一考に値するかもしれない。