「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

安倍総理の在宅呼びかけツイッター、肝心の感染押さえ込みは

2020-04-14 06:57:25 | 2012・1・1

政府の呼びかけを守り、ひねもす外出せずテレビの情報番組を見ていた老夫婦だが、話題は安倍晋三総理のツイッターである。総理が自分のツイッターで自宅で愛犬の頭ををなでながら、緊急事態宣言について出勤7割減など国民に協力を呼び掛けており、これをめぐって、その是非がネット上を賑わせているというのだ。僕ら夫婦は総理のツイッターを見もっせず、戦前の”民のかまど”の”修身教育”を受けた僕は何でこんな画面を発信するのかと思い、これに対して老妻は総理だって人間だ.くつろぐ時もあってもよいといういう意見だった。

しかし、よく調べてみると、総理のツイッターは意識的につくられた啓発PRで、若者に人気の音楽家の「家で踊ろう」という作品にコラボさせており、その反応は””いいね”が30万と過去最高だったというから狙いとしては成功だった。僕ら”化石人間””に近い老夫婦まで話題の座に巻き込むのだから。しかし、肝心のコロナウィルス押さえ込みはどうなっているのか

東京では昨日13日も新たに166人が感染し、累計絵2000人を超えた。この中には中野区江古田の病院での院内感染と思われる入院患者、医師ら関はは係者90名の感染者が出ている。東京だけではない。国の緊急事態宣言の出ていない愛知県や京都府、富山市では市民病院でクラスター院内感染が出ている。医療機関や老人福祉施設での感染がめだち始めてきた。たしかに緊急事態宣言の狙いとする「出勤7割減」の目標達成には総理のツィッタ-も効果的だがもっと地に足の着いた対応が必要ではないか。産経FNN