「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

何故”対象外”なのか誤解される緊急事態宣言下の老人介護施設

2020-04-12 06:20:43 | 2012・1・1

今朝の新聞を見はたら広島県三次市の通所介護施設(デイサービス)で職員、利用者など関係者23人が新型コロナウィルスに感染した。感染者は10代から90歳まで幅広くクラスタ―(集団感染)のようだ。昨日は群馬県伊勢崎市のの有料老人ホームで同じようなクラスターで80歳代の女性一人が死亡している。要介護3で、緊急事態宣言が出る前まで通所サービスで膝のリハビリ治療を受けていた僕には他人事ではない。

緊急事態宣言下、世をあげて”外出禁止令”が徹底し国から要請された事業所は休業している。しかし、医療機関や介護施設は対象外で、厚労省のHPをみると、ウィルスに対する留意点は書いてあるが、事業所が感染拡大が防止にに協力、休園せよとはいっていない。僕がお世話になっている施設は、緊急事態宣言を受けてサービスを停止しているが、施設の自己判断である。特別老人ホームなど居住型の施設でのウィルス拡大防止策は何か特別にとられているのあろうか。例えば、外部からの面会などである。

ショッキングなニュースは今猛威を振るっている米国ではすでに50万人を超え、一日当たりの死者も2000人に上るという(bloombeng news)。フィナンシャル.タイムスによると、死者の大半は高齢者だという。カナダのケベック州の老人ホームでは、入居者31人が死亡した。NHKのニュースでは、欧米と同じ現象がわが国でも起こらないとは限らないという。

限定された地域だけの緊急事態宣言、人との接触を8割減らすと9割減らすとか言っている場合でよいのか。年寄りの致死率が一番高いとのこと。医療崩壊が怖い。”外出禁止”だけはでなく、多角的な施策をお願いしたい。