「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「密閉 密集 密接」

2020-04-08 12:00:00 | 2012・1・1

今日水曜日は週1回の介護施設での膝の通園リハビリ治療の日だったが休みにした。体調は悪くないのだが「緊急事態宣言」が出た日である。89歳の老人がノコノコ外出して感染でもすれば物笑いで人迷惑だからだ。「緊急事態宣言」でも医療行為の外出は許されているし不急ではないかもしれないが不要ではない。しかし「密閉 密集 密接」の定義でゆくと、例えば30分の密室状態の送迎バスなど問題はある。

j実は3月第1週から3週までも僕はリハビリを休んでいる。安倍総理が一斉学校閉鎖など一連の自粛措置を”断腸の思い”で””躊躇なく”下した頃だ。僕もこれに答えて”躊躇なく”リハビリの通園を休みにした。ところが、週1回のリハビリだったが、やめてみるとフレイル(老衰)感を心身ともに感じるようになった。「緊急事態宣言」中はリハビリ通園を休むつもりだが、前回の体験に懲りて自宅でのリハビリの真似事は続けたい。

外出自粛の老体にとって困るのはテレビの番組までコロナウィルス関係のものばかりなことだ。例年なら開幕したプロ野球の中継に夢中なのだが楽しみを奪われた形だ。青空の下、無観衆の休場での試合ならば、コロナウィルスに無関係だと思うのだが。それとも「緊急事態宣言」発令下とんでもない、というのか。とかく、社会が暗くなりがちだ。自粛ばかりでは息が詰まってしまう。