早朝3時過ぎ目が覚めNHKラジオの「深夜便」を耳にしたら懐かしの「旅の夜風」のメロデイがイヤホーンを通じて流れてきた。コロナ騒動ですっかり忘れていたが、女性アンカーのコメントで今日29日は「昭和の日」で、番組はそれにちなんで、昭和の名曲を今の歌手がカバーしているのだと知った。戦前から戦後にかけての名曲を今の人なりの解釈とフィリングで歌い楽しかったが、僕には霧島昇と松原操のデユオのほうが時代感があり好い。
大正から昭和にかけての俳人、中村草田男の一句に降る雪や明治も遠くなりにけり”というのがある。昭和6年雪の降る日、東京青山の卒業した母校を訪れた際よんだ一句だが、平成はすでに30年を経過している。昭和6年生まれ、半生の大半を昭和時代に過ごしてきた僕には令和の時代に入り、まさに”昭和は遠くなりにけり”なってきた。
歌手のイルカが昭和51年に作詞作曲自らも歌った歌に「昭和の子供」がる。昭和25年生まれの彼女とは世代が違い僕は歌ったことはないが、5 番目の歌詞に「僕は今でも昭和っ子 大波小波の人生だ 僕ら胸張って昭和の子 ご先祖様に護られて」。僕ら昭和1ケタ生まれは、このほかに戦争という大激甚の時代を体験している。
イルカ「昭和の子供」の3番目の歌詞も昭和の子供をよく表現している。「僕らしぶとい昭和の子 頑張ることが好きなんだ 僕らはらぺこ 昭和の子 うまいものには弱いんだ」平成30年, 令和の時代、‘昭和の子供のDNAは引き続かれているのだろうか。