BAR CROSSの銘酒事典

BAR CROSSでこれまでに開封してきたお酒達を紹介しています。
豊島区西池袋3-29-3 梅本ビルB1F

最近開けたニューボトル達

2012年06月14日 | クライヌリッシュ,ブローラ

今月は今日ご紹介したボトルの他に、さらにもう2本開けています!!

 

『Distillery Collection/Dufftown29YEARS(1982/2012)』 

 ディスティラリーコレクション/ダフタウン29年(1982/2012) 700ml,54.1%

 

こちらはスコッチモルト販売さんのオリジナルシリーズで、6月リリースの新商品です。

ラベルに描かれているのはUD花と動物シリーズのラベルにも描かれているカワセミ

でしょう。

蒸留所が位置するのがダラン川のほとりで、その近郊でよく見かけるそうです。

長らくベル社の所有でベルの原酒としてそのほとんどがブレンデッド用として供給

されていましたが、現在ではディアジオの所有となっています。

開封して間もないので最初はアルコール感が鼻につきますが、もうしばらくすると

小慣れてくるでしょう。全体を通して非常に穀物感が強くアタックの香りはシリアル

そのもの。口に含むとそれにハチミツやカスタードの甘みが加わり、ビスケットや

ウェハースを思わせる味わいで、フィニッシュはドライで長く続きます。

通好みの一本と言えるでしょう。

 

開栓日:2012年6月5日 ワンショット価格1,400円

 

 

『THE COOPERS CHOICE/GLEN GRANT27YEARS(1984/2011)』 

 ザ・クーパーズチョイス/グレングラント27年(1984/2011) 700ml,46%

 

グラスゴーに本拠を構えるヴィンテージ・モルト社が手掛けるシリーズです。

グレングラントの長熟というとGM社などのシェリー樽熟成で色の濃いものの

イメージが強いですが、今回のボトルはカスクナンバー3008のホグスヘッド樽から

190本がボトリングされていて、長熟の割には色合いはそれほど濃くありません。

オイリーでどっしりとした穀物の香り。水飴のようにねっとりと絡みついてくる甘みは、

あんみつのシロップのようでもあり、どこか和を感じさせてくれます。

ダフタウンがドライでキレのあるフィニッシュなのに対し、こちらは濃厚に甘く官能的

なフィニッシュです。

 

開栓日:2012年6月7日 ワンショット価格:1,200円

  

『CELTIC CROSS/CLYNELISH12YEARS(1998/2011)』

 ケルティッククロス/クライヌリッシュ12年(1998/2011)  700ml,46%

 

当店のシンボルマークでもあるケルティッククロスをラベルにあしらったスコッチモルト販売

さんのオリジナルシリーズです。

今も昔も、クライヌリッシュは安定感がありますね。

こちらは12年と短い熟成ながら、すでに華やかさと甘さを備えています。

柑橘などのフルーツ系の香りというよりは乳酸発酵系の香りで、味わいに感じる甘みも

酸を伴っています。フィニッシュでは白桃やミルキー(不○家の)なども感じられ、オール

シーズン楽しめる味わいと言えるでしょう。

 

開栓日:2012年6月5日 ワンショット価格:1,000円

 

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