本日はオールドボトルのご紹介です。
「ノッカンドォ1977/1991」 750ml、43%
し始めたのは1977年かららしいのですが、これはそ
の記念すべき年に蒸留されたものです。
熟成が約14年とオフィシャルにしては中途半端なの
は、この蒸留所が熟成年数表記という形をとらず、
熟成のピークに達したもののみを出荷するというス
タイルをとっていたからです。
(現在は12年物がスタンダード品として流通)
19年前のボトルだけあってさすがに趣きがありますね。
裏貼りを見ると輸入業者「ニッカ・アイディーヴィ株式会社」とあり
当時IDV社が所有していたことが伝わってきます。
色合いは綺麗なゴールドカラー。
クリーミーで厚みのある香りが特徴的で、蜂蜜やパンケーキなど甘い香りが支配的です。
味わいも非常にクリーミーで舌の上に優しくまとわりつきます。
香りではあまり感じなかったバニラっぽい要素も感じられ繊細ながらも力強い印象を受けます。
フィニッシュはしっかりと強く、やや長めでトータルバランスに非常にすぐれたモルトと言えるで
しょう。
このクラスのモルトがたっぷりと使われた当時のJ&Bを飲んでみたくなりました!
開栓日:2010年5月4日
ワンショット価格:1,800円