昨日に引き続き懐かしのジェームスマッカーサーです!
「ジェームスマッカーサー・オールドマスターズ
・カスクストレングスセレクション/ブリックラディ10年」 700ml,58.2%
ウイスキー500周年記念ラベルと同じ頃にリリースされていたボトルです。
1990年代半ばの瓶詰めですから逆算すると1980年代に蒸留された
ブリックラディということになります。
同蒸留所は2001年に再開して以来、現在は意欲的に生産を続け、
ポートシャーロットやオクトモアなどもリリースしていますが、前オーナー
ホワイト&マッカイグループ所有の頃はほとんど生産を行わず休止状態
でした。
これはそのさらに前のオーナー、インバーゴードン・ディスティラリー社が
所有していたころのボトルです。
ピーティでもなく、シェリー樽でもなく、こういった味わいこそがシングルモルト
の原点と言えるのではないでしょうか・・・。
アルコールの香りとともに微かなピート。
糖化した穀物の香り。
口に含むとまず麦芽感がふわぁっと広がり、
中盤ではハニーやシロップの甘みがきて、
後半では挽いた小麦のような若干の粉っぽ
さも出てきます。
味わいの奥にはほんの僅かにスモークの
ニュアンスもあります。
余韻は思いのほかしっかりと長く続き、
ちょっとフルーツブランデーっぽい表情
も感じることができました。
開栓日:2011年9月26日
ワンショット価格:1,400円