BAR CROSSの銘酒事典

BAR CROSSでこれまでに開封してきたお酒達を紹介しています。
豊島区西池袋3-29-3 梅本ビルB1F

GEORGE & J.G.SMITH'S GLENLIVET15YEARS 700ml,57%

2010年08月05日 | ザ・グレンリヴェット

2日連続でラムをご紹介してまいりましたが、本日は再びモルトのご紹介です。

 

「GM社ジョージ&J.G.スミスラベル/グレンリヴェット15年」  700ml,57%

 

モルトファンの間ではお馴染み、通称「ライオンラベル」のグレンリヴェットです。

このシリーズは15年が40度(緑色のライン)、46度(水色のライン)そしてこの

57度(赤色のライン)の3種類があったのですが、この57度のボトルについては

終売となってしまいました。

他に21年やシングルヴィンテージなどバリエーションは多数ありますが、さすが

老舗ボトラーG&M社だけあってそのクオリティの高さには頭が下がります。

ちなみに今回のボトルはジャパン・インポート・システムの輸入でコルクキャップ

ですが、今までのウィックやスマイルなどが輸入していたボトルはスクリューキャップ

のものが多かったような気がします。

 

Smithsglenlivet15y57_2 色合いはやや赤みがかった茶褐色。

香りは生キャラメルや水あめ、そしてハーブなど。

テイスティング時点では開封2日目ですが、鼻に

ツンツンとくるようなアルコール臭はほとんど感じ

られません。

味わいは適度にボリューム感があり、バターや

スライスアーモンド、後半にはシェリーのニュアン

スも出てきます。

本当に57度!?というくらいスムースな味わいで

驚かされます。

アイラモルトやシェリー樽の強烈なモルトが持つよ

うなインパクトがある訳ではないのですが、飲んで

いて優しい気持ちになれる印象深い1本です。

 

開栓日:2010年8月3日

ワンショット価格:1,200円


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Havana Club 5YEARS   Old Bottle 750ml、40%

2010年08月04日 | S-スピリッツ

昨日に引き続き、本日もハバナクラブのオールドボトルです。

 

「ハバナ・クラブ5年 オールドボトル」  750ml、40%

 

昨日の3年とほぼ同時期に流通していたものかと思われますが、こちらの

輸入元は「株式会社ミツクラ」となっております。

この会社は1957年に三倉貿易株式会社として設立された会社で、社名が

株式会社ミツクラとなったのは1984年のことのようです。

 

Habana5y たった2年間の違いですが、3年と比較すると

しっかりと茶系に色づいています。

香りもサトウキビの甘さの他にレーズンバター

のようなニュアンスも加わりより滑らかな印象

を受けます。

口当たりはソフトでやさしく、生キャラメルのよ

うなボリューム感とみつまめにかける密のよう

に少しすっきりとした甘さを感じます。

それでいてフィニッシュはややドライでベタベタ

と甘すぎることもなく、わずか5年でよくここまで

しあげたな!と感心させられました。

 

ストレート or ロックで葉巻でも吸いながら、できれば屋外でゆっくりと楽しみたい1本です。

 

開栓日:2010年5月5日

ワンショット価格:1,200円


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Havana Club 3YEARS Old Bottle  750ml、40%

2010年08月03日 | S-スピリッツ

今日も夏空

最近自転車通勤による半袖焼けに気がつきました。ショック

 

それはさておき、今日と明日は夏らしくラムをご紹介したいと思います!

 

「ハバナ・クラブ3年 オールドボトル」  750ml、40%

 

表のラベルだけでもわかる方は分かるかと思いますが、1980年代に流通していた

と思われるハバナクラブの3年です。

裏貼りを見てみると輸入者が明和産業株式会社、総発売元が三菱商事株式会社

となっており、「適用税率、従量」と記載されています。

ふっ、古い!

 

ちなみに明和産業は三菱商事のグループ会社でキューバにも駐在所があるようです。

酒税法については、1989年(平成元年)の改正までは従量税を基本としつつも、一部

の高級酒については従価税方式が取られていましたがこれが廃止され、それとともに

級別制度(特級、1級、2級)も廃止されました。

このボトルのようにラベルに適用税率を表記するのも、この頃同時に無くなったものと

思われます。

 

説明が長くなってしまいましたが、味わいを見てみましょう!

 

Habana3y 3年ですから色はほとんどついておらず、

淡いゴールドカラーです。

香りは夏の青い空と白い雲を思い起こさ

せてくれるさとうきび汁の匂い。それに、

ドライパインのようなニュアンスも。

スクリューキャップで長期間保存されてい

た割に全然へたっていません。

口当たりは軽く、香り同様の甘みのあと、

ドライでキレのあるフィニッシュに続きます。

ロンサカパなど極甘のラムに慣れている人

には非常に新鮮に感じるでしょう。

 

これでダイキリを作ると味に広がりがでて美味しいですよ!

ちなみに裏ラベルにカクテルレシピが紹介されているのですが、それには

ライムではなくレモンで表記されています。

 

開栓日:2010年5月6日

ワンショット価格:900円


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JOHN MILROY SELECTION LAPHROAIG10YEARS(1998/2009) 700ml,60.4%

2010年08月02日 | ラフロイグ

いよいよ8月に突入してしまいましたね!

夏があっという間に過ぎていきそうです。

ちなみに当店は8月14日(土)、15日(日)、16日(月)の3日間、お盆休みを取らさせて

いただく予定です。なにとぞご了承下さい。

 

さて、本日ご紹介するのは、またまたアイラモルトになってしまうのですがこちら。

 

「ジョン・ミルロイセレクション/ラフロイグ10年(1998/2009)」  700ml、60.4%

 

ウイスキー業界では古くから著名なジョン・ミルロイ氏が厳選した樽からボトリング

しているシリーズで、現在このブランドはBBR社が所有しています。

 

Milroylaphroaig10y 色合いは秋の草原を思わせる薄いゴールドカラー。

香りはヨード、タール、そしてメディカル系の要素が

強く感じられます。開けたばかりでアルコール度数

が高い割に、ツンツンとした印象はありません。

口に含むとアタックの瞬間だけあまく、その後一気

にスモーキーフレーバーが爆発し、後半からフィニ

ッシュにかけてはラフロイグらしい臭さを存分にお

楽しみいただけます(笑)

加水をすると甘みが増しますが、全体的なイメージ

は崩れません。しかし最初からこれを飲もう!という

方は、加水しない方がよいでしょう!

ちなみに樽の種類はリフィルホグスヘッドでした。

 

開栓日:2010年7月29日

ワンショット価格:1,200円


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