中学生くらいの頃でしょうか、BCLをやっていた時はインターバルシグナルとか録音するのが楽しかったです。
ろくな機材もなかったのでたいしたことは出来なかったのですが・・・
今は無線機からUSBケーブルを通してパソコンに音声を出し入れできるので、パソコンのレコーダーソフトでハードディスクの容量が許す限り録音することが出来ます。パソコンだと他の作業で中断や遅延が生じることがあるので、録音はやはり録音専用の機材を使うのがいいですね。ボイスレコーダーでも十分高音質の製品がありますから、そういうのを活用するのがいいかも知れません。
いずれにしても今受信している音声を録音しているので録音できるのは1波のみ。(ステレオで2波とかマルチトラックで4波とかも出来ますが受信機がその分必要です)
これがSDR(ソフトウェアラジオ)の場合は全く異なっていて、一定のバンド幅全体の時間を切り取る、ような録音が出来ます。
SDRは検波以降の処理をハードではなくてソフト的に処理して音声まで復調しているので、検波したあとの信号さえハードディスクに保存してあれば、それをSDRで再生することで、チューニング動作とかフィルタの帯域を変えてみるとか、改めて過去に戻って行うことが出来るのです。
A局の少し上の周波数でB局が同じ時間に運用していたとすると、通常の録音ではA局かB局のどちらかしか録音できませんが、SDRだと両方共保存されていて、あたかも今それを受信しているかのように操作して聞くことが出来るんです。
ハードディスクに余裕があれば、昨晩のDXバンドはどんな賑わいだったのかなぁ、ちょっと聞いてみよう、なんてことが出来るわけです。
すごいですね。
逆に言えば過去が全部記録されるわけで、怖いといえば怖いですけど。(笑)
このやり方が出来るのは 直交検波と言われているI/Q信号が出力されている無線機や受信機です。
これは面白いです。まだ詳しくないので研究していこうと思います。
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