一人で飛ぶ縄跳びではなくて、団体で飛ぶ長い綱を思い浮かべてください。
縄がきれいに回る形は1/2波長のアンテナの電流分布にそっくりです。
片側を壁に固定して、反対側から回す状態がエンドフェッド、電圧給電です。小さな動き(電流)で全体を動かすわけですから、大きな電圧(力)が必要です。
両端を固定して真ん中を持って回したら、軽い力(小さな電圧)で回せるでしょうが、大きな動き(電流)が必要です。それなりに疲れます(笑)。これがダイポール。
その他オフセンターでどこででもそれなりの動きと力で回せます。
センター給電のダイポールから端で給電する電圧給電まで、どこからでもちょうどいい力と動きで回せば同じ結果が出せるんです。
一番端は電流が少ない(動きが少ない)分、極端に高い電圧(強い力)が必要になります。
なぜただの共振回路が電圧給電の給電部になるのだろう?ハイインピーダンスを変換?それもあるのでしょうが…高電圧(強い力)を生むことが必要だったから、なんですね。
端からほんの少しでも中で給電した方がグッと電圧は低く済むので、給電部の耐圧は低く済みます。こういった製作例もよく見ますし、むしろおすすめかも。
さて、この縄、二倍の速度で回したら…真横から見たらど真ん中がほとんど動かない、一波長のサイン波になるはずです。
電波は波なので、こういったもので姿を垣間見るのも楽しいですね。
↓ クリックお願いします
にほんブログ村
アマチュア無線 ブログランキングへ