先日の富士山でも使用した、オフセンター給電の垂直釣り竿アンテナ。
ホット側とコールド側を3:2とか2:1とか、適当にホット側を長めにしたアンテナです。
全長は1/2λになります。
給電部が低くても実質の電圧0ポイントは少し上に位置する(全体の真中)ため、横方向への飛びが期待できるアンテナです。
このアンテナ、地面に立てて設置するのですが、設置状況の影響を多大に受けます。
コールド側がどの程度地面(グランド)と結合しているか、も影響するようです。
調整のコツはズバリ、給電部の地上高。
エレメントの長さはその次です。
釣り竿の弾力を利用して、先端からあまり絡めずに引っ張りおろして、SWRの低くなる高さで給電部を固定するとうまくいくでしょう。
それは1mであったり、50センチであったり、地面スレスレであったりとその時々で変わります。
同調点の調整は一旦SWRが全体的に低くなってから、ホット側かコールド側の長さを折り返すなどして変えて対応してください。
これできっとうまくいきます。
18MHz、21MHz、24MHz辺りはこのアンテナが簡単でお勧めです。