アマチュア無線局 JO1KVS

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FT8 強い信号の抑圧を抑える

2020年07月24日 00時35分28秒 | アマチュア無線

FT8の運用をしていて困ること。強い信号の抑圧。
IC7610でHFに出ているときはほとんどありません。なぜかな?。
フィルターは3kHz以上に広げたまま問題なく運用できます。

50MHzだと・・・抑圧受けることがあるかな。あまり気になったことは無いけどあるようです。

IC9700だと・・・各バンド、かなり抑圧受けます。Sメーターで3とか5でも影響あります。
ノイズが消えてその局や強い局以外は真っ黒な画面になってしまいます。こんなんで弱い信号復調できるのかなぁ・・・。

2mで北方向にアンテナを向けていると、GWで秋田とか岩手とか新潟とかから呼ばれることがあります。もうビックリです。
が、近場の局がいつまでもCQを出されたりすると受信が大変困難になります。(お互い様なのですが)

IC7610では強い局が居ようとも、よほど間近な局でも無い限り問題なく、周りが真っ黒になることはありませんが・・・。

困ってました。

まずやってみたのはプリアンプをオフにすること。
FT8の復調にはプリアンプをオフにしても大差なく受信が可能です。
抑圧も若干減り、少し改善されたかなと思いました。
メーターの振りはがくんと落ちますが、メーターではレポート交換しないですし、むしろいいデシベルレポートになったりします。
それでも抑圧はあったので、ATT(アッテネーター)をオンにしてみたりもしました。
抑圧は軽減されますが、肝心の弱い信号も聞こえなくなりそうなので常用は不適な感じでした。

うーん、悩みはあまり解決しません。

そうだ、フィルターをナローにしたり、PBTを回してみてはどうか。ノッチフィルター(マニュアル)というのもあるぞ。

これはICOMのお家芸ですね。IF段のDSPフィルター類を駆使して、抑圧の原因の局を消してしまう作戦です。
PBTはIC9700の場合、つまみがツインでは無いので操作が少々面倒ですが、受信したい局の信号が先に特定していればナローフィルターにしてからPBTを回せばOKですね。
ノッチフィルターは幅を3つに切り替えできて、どこを抑えるか可変できます。
これらを併用すればなんとかなるかな、と思われます。

FT8はSSBのフィルターの幅いっぱいをくまなく受信して交信するモード、まさかナローフィルターやノッチフィルターを使うとは思ってもみなかったのですが、カスカスの電波を復調するモードだけに、これらの性能も必要なことを改めて思わされました。
IC7610はなかなか優秀な無線機だったようです。

コメント
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