1/4波長のアンテナって世の中に沢山あるけど、単独では機能しません。
もうひとつ1/4波長のエレメントの代わりが必要です。
つまりダイポールアンテナ状態にしないとアンテナにならない。
アースやラジアル、カウンターポイズがあると、鏡面効果と言う不思議な現象で無いはずの1/4波長のエレメントがおぼろげに出てくる。
そいつとペアになってダイポールっぽくなるからなんとか動作しているわけ。
これをわかっていないといけません。
1/2波長のダイポール、ある瞬間右のエレメントの先端がプラスになると、左のエレメントはマイナスになっている。交流だから。
すると右端と左端の電気が空中で流れようとする。
次の瞬間この逆が起きる。
その次の瞬間またまたさっきの事が起こる。
これを1秒間に7メガ回繰り返すのが7MHzの高周波。この現象でなぜか空中に電波が飛んでいってくれる。
これがアンテナ。
1/4のエレメントだけでは相手が居ないから電波は出来ない。
もう片方の1/4のエレメントの像になるアースの良し悪しは電波の飛びに直結する。
ダイポールの方が容易に飛ぶのは、おぼろげではない実物の相手がそこにあるから。
ダイポールアンテナを作ったことも使ったことも無い人はまずやってみて欲しい。
アンテナの基本中の基本。