もうここ数年キャンプブームが凄いですね。
さらに、ソロキャンプも人気で。
キャンプ場が賑やかになりすぎるとそこは都会(笑)。
自然があるからいいか。
キャンプの楽しみの一つは、自然の中で寝泊まりして行きて帰ってくること。
あっ、登山の楽しみも、自分の体力、知力、装備を発揮して生きて帰ってくること、だ。
通じるものがある。自力で何かを成し遂げる、みたいな。
キャンプ場という守られた環境だけど、ちょっとサバイバル感がある。
食事大丈夫?寝れるの?という・・・。
言ってみれば防災訓練。一旦不便な生活してみよっか、生きられるか?みたいな。(水道やトイレは揃っているんだけど)
家にある道具持っていって、行きに買った食料を3食食べて、生きて帰ってくればいいだけだから、難しいことではない。
一泊なんて簡単。パンやおにぎり、ペットボトルの飲み物を買って持っていくだけで、あとは暖と寝床の確保だけでいい。
けれど装備の必要性は身にしみる。だからあれが必要なんだ、という経験もまた楽しい。
それを買う、使う楽しみ。でも何か忘れてきて、代わりのもので補う、道具マニアにはたまらない楽しみ。
行く前から楽しいし、行っている間も楽しい。
若い頃は仲間を集めてバーベキューをしに河原に行ったり湖畔に行ったりしていた。自分がやりたいから自分の道具で仲間を集めてやったりしていたけど、大事な僕の道具をみんなが使う。それはそれでいいんだけど、自分より大切に扱ってくれる人は居ないんだよね。人のものは雑に扱う人が多い。というか物への気持ちが人によって違うのは当たり前で、温度差がかなりある。
レンタルなんとか、ってだいたい傷だらけでしょ。あれはワンシーズン貸したらゴミになる。でも自分の道具は使い込んでもゴミになんて絶対ならない。
大切な道具なら自分しか使わないようにしないと駄目だ、とわかってから大勢集めて企画するのはやめた。
工具もそう、人に貸しては駄目。その人はその工具を自分以上に大切に扱ってはくれない。借りちゃうくらいのレベルなんだから当然。その人が道具を大切に扱う人なら自分のものを揃えてそれを使うはず。
工具は事務仕事なのにデスクの奥に揃っている。それを知ってか借りに来る人がいるが、私が出張る。使うところを見せたいだけなのかも知れないけれど。でないとマイナスドライバーはこじる道具として使われ、プライヤーはハンマーとして使われてしまうのだ。
他の人の企画に参加して、自分の身の回りのことは自分の道具で済ます。集まるみんながそんな感じ。それぞれ拘りを持って、それがまた話題になって。
そんなのが心地良い。
だから今、ソロキャンプをみんなでやる、というのが流行っている。(なんだそれ?って感じですが)
仲間がキャンプで集まる時は椅子もテーブルも食器も基本自前。このルールが徹底していて居心地が良い。
食料だけは振る舞う自信がある人が大量に持ってきてくれる。食材は豪華で、料理の腕前は相当なもの。
だから自分は出しゃばらず、うまい、うまいといただくことに徹するのです。(みんなのための食べ物は、なにかは持っていくけれど)
そんなキャンプがまた出来るようになるといいなぁ。
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