FTM-350のメモリー管理の関連で、VX-2やVX-3のメモリーも同じ、若しくは近い感じに揃えてみました。
メモリー管理ソフトはFTB350Jの兄弟ソフト、FTBVX3J、さらにVX2Commanderを使います。
FTM350はデュアルバンドで左右別々のメモリー。同じ内容も含まれています。そのままコピーするとかなり重複してしまうので、CSVファイルに出力して、CSVエディターというフリーソフトで編集。使わないものや重複するものをごっそり削除し、並び替えます。
CSVファイルはエクセルやオープンオフィスのカルクなどでも開けますが、高性能な表計算ソフトはファイルに若干いたずらをするらしく、FTBVX3Jでうまく読み込めなくなることも。なので極力いたずらしないシンプルなソフトを使うのが無難です。
FTBVX3Jを起動したらまずは今の状態でVX-3からメモリーを吸い出し、一旦保存します。もしあとで不具合があっても元の環境に戻るためにバックアップを取るわけです。
続いてインポート。この時にいろいろオプションが選べて、空いているメモリーだけ書き加えるのか、それともごっそり書き換えるのか、元のメモリー番号を継承するのか、それとも浅い番号から詰めていくのか、などなど。
(これはエクスポートするときにも同じような機能があるのでうまく使いましょう)
うまくインポート出来たらリグに書き込んで終了。いい感じで同じ並びになりました。
VX-2へは別のソフトを使うのですが、それ用のエクスポートが出来るので、FTBVX3JからVX-2Commander用のファイルを出力します。
VX-2Commanderに読み込んで、VX-2に書き込みますが、このソフトは日本バージョンのVX-2には完全対応していないので、私鉄の空線キャンセラーの周波数が設定できません。この部分だけはリグ本体で操作して修正してください。
この2機種はメモリーのバンク機能を使うとスキャンがとても快適になります。メモリーはありったけ盛りこんでおいて、シュチュエーション別に各メモリーにバンク設定をかけておくのです。
例えば城山湖で過ごしているときに聞きたいメモリーは、144と430のメイン、地元のレピーター、特小の全チャンネル、そして航空、鉄道、その他いわゆるおもしろ無線の地元の選抜メモリー。これらにたとえばバンク1を割り当てておくと、それだけのスキャンが出来ます。また一つのメモリーは複数のバンクを割り当てることも出来るので、特小の全チャンネルは例えばバンク5をさらに割り当てておけば、これだけでスキャンすることも出来ます。飛行場に出かけたときは、その空港の管制周波数とカンパニー、空港内の業務無線などに同じバンクナンバーを割り振ればその場所で聞きたいメモリーだけ聞くことが出来ます。
こういった機能も本体の操作よりメモリー管理ソフトで行ったほうが簡単なんです。
他の機種が加わったりした場合でも似たような構成を再現できるので、メモリー管理ソフトは便利ですね。
私はソフトを使っていなので、無線機に直接登録しています。ソフトを使って簡単に登録内容の変更したいな~。
これまでも入間航空祭スペシャルメモリーが自分なりに構築してあるのですが、これはすべての受信機、トランシーバーにそのまま再現するようにしています。
一度自分なりのマスター台帳を構築しておいて、そこから各機種用にメモリーデータを作るようにすれば、共通化が図れますね。
昔買った広帯域受信機のメモリーとかは当時のまま、調布の飛行場が118.00MHzだったりして、そのままでは使えませんが、この辺りも共通化していきたいと思っています。