コメットの人気ポータブルアンテナ、HFJ-350Mがダイポールアンテナに化ける奴を使ってみました。
写真は50MHzでの状態ですが、28MHzも付属のコイルを足すことで対応できます。
バランはやっつけですが同軸ケーブルをトロイダルコアに三回通したものをこさえました。
50MHzの方は本体側を少し縮め、コールド側は本体側と同じ長さになるくらいかなり縮めてSWRが落ちました。
城山湖から栃木県の移動局と交信できました。
先方はFT-817 5W ポケットダイポール。当局はFT-817 2.5W
RS58-56 妥当なレポートですね。
アンテナの指向性もきちんと出ました。サイドに向けると41です。
さすがバランスの取れたアンテナ。きちんと飛びました。
28MHzの方はコールド側に専用のコイルを追加します。
そしてロッドエレメントの長さを調整。
目一杯伸ばすと大きくバンドを外れているところで同調しています。
本体の方もコールド側も縮めていきます。
エレメントは同じ長さではありません。コイルの巻き方が違うからです。コールド側が長いです。
電波は両方のキャッチボールですから、どっちもエレメント。両方が空中線です。ホット側からしか電波が出ないわけではありませんから長さの差は気にしなくていいんです。
最下点は双方縮めて探しますが最下点が見つかったら今度は本体側、コールド側の比率を変えて追い込んでいきます。
インピーダンスが変化し、50Ωに近づける事でSWRを下げることが出来ます。
28MHzの方も良好に調整できたのですが交信相手が居ませんでした。
ビーコンは聞こえました。
29MHzFMは数局聞くことが出来ました。
アンテナとしては合格です。
どうせならこちらも専用コイル21MHz、18MHz用のがほしいかな。
28MHzはEスポシーズンまでほとんどチャンスありませんから。
自作コイル作るしかないかな。
最後にコールド側をマスト直結してアースとして接続。本体側は7MHzはさすがにダメでしたが14MHz、18MHz、21MHzは良好にSWR落ちました。
ダイポールではないけけれど。
創意工夫で遊べるアンテナですね。
この製品は限定品らしく入手困難だと思います。ならば、CQオームさんのモビホ二本をダイポールにする基台を使い、このアンテナを二本用意してやってみると面白いと思います。
こうすると、1.8MHzの超小型ダイポールアンテナが実現しますよ。