ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

人間教育

2020年01月11日 | こころの子育て
教育基本法は、およそ60年ぶりに2006年に改訂されました。

教育の目的、第一条には、

「教育は、人格の完成を目指し、
平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた

心身ともに健全な国民の育成を期して行われなければならない。」

また、教育の目標、第2条では

「教育は、その目的を実現するため、

学問の自由を尊重しつつ、

次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。」

・幅広い知識や教養を身に付けること

・真理を求める態度

・豊かな情操や道徳心の育成、健やかな身体を養うこと

・勤労を重んじる態度

・正義や責任などの社会性、伝統と文化を重んじること

などが述べられています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「何でこうなれないの?」の代わりに気持ちを理解する

2019年12月19日 | こころの子育て
や先生は、子どもが期待通りにならないと

「何でこうなれないの?」

と言うことがあると思います。

この言葉、良くないそうです。

著書「ピーターパン・シンドローム」を書いたダン・カイリーは、親のこの言葉について触れています。

「ピーターパン・シンドローム」とは
「成長することを拒む男性」のこと。

そう定義したアメリカの心理学者ダン・カイリーは、

男の子を心理的に成長させることに失敗した母親の良く言う言葉を調べました。

良く言う言葉
「何でこうなれないの?」

なるほど、頭ごなしについ怒ってしまうけど、良くないんですね。

大切なのは、出来ない辛さを理解しようとすること、
どうサポートすればいいか、困り感を理解しようとすることです。

この言葉を自分自身に言ってしまうことがあります。


もし、あなたが介護や看病しているとして、

「もう死んでしまいたい」

と、闘病中の方が言った時、

叱咤激励するのではなくて

「それほど、辛いんだ」

と、相手の気持ちを理解しようとすることが大切です。

自分にだって、
何でこうなれないんだろうと自分を責めるより

そう出来なくて、辛いなあと
自分の気持ちを受け入れましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛着は一日にしてならず

2019年11月21日 | こころの子育て







昨日の講演でも少し触れましたが
「愛着障害」が問題視されています。

昨日、行橋から博多駅に戻ってくる時にも
博多駅で、ベビーカーに乗せた赤ちゃんが泣き叫んでいました。

お母さんは、慌ててベビーカーを激しく揺すってました。

そんな時は、ベビーカーから抱き上げて、赤ちゃんを抱きしめて欲しいのです。

縦揺れ、横揺れ
赤ちゃんが落ち着く動きがあります。

「もおー」

「はいはいはいはい。」

なんで!うちの子はお利口にできないのかしら⁈

お母さんの心の声が聞こえてきそうです。

子どもが泣き叫ぶ時は、
子どもが不安、心細さ、怖さを感じて
お母さんを求めて泣いている時です。

抱っこしてあげてください。

怖い時守ってもらえるほど安心する事はありません。

この安心感が愛着形成へとつながります。

愛着は醸成されるものです。

愛着は1日にしてならず!

一度、このブログでご紹介しましたが
「愛着障害」の本を書かれた岡田尊司先生が「死に至る病」を書かれています。

1部抜粋してご紹介します。

***
共通する原因は何か

ここまで、かつては極めて珍しい状態だったのに、ここ数十年で急増し、医療機関はもとより、一般の家庭や学校でも出会うことが珍しくなくなった障害として、「境界性パーソナリティ障害」「摂食障害」「子どもの気分障害」「ADHD」について見てきた。

これらは、戦前には非常に稀なものだったのが、
1960年代ごろから徐々に増え始め、その後、爆発的な増加に至っている。


それは単なる偶然の現象なのか。それとも、何か共通する要因が絡んでいるのか。

実は、「境界性パーソナリティー障害」「摂食障害」「子どもの気分障害」「ADHD」は、不安定な愛着との関連が強いだけでなく、幼い頃に母親とのあいだで不安定な愛着を示した子で、発症リスクが大きく高まることが裏付けられているものばかりである。

例えば、摂食障害のケースで、典型的に認められる状況は、支配的で、過保護、過干渉な母親と、腰の引けた無関心な父親の間に育っていると言うことだ。

母親は子どものことを思っているつもりなのだが、実際には、自分の基準を子どもに押し付けている。共感的な関わりが苦手で、子どもに対して指導するか、避難するかと言う関わり方しかできないということが多い。

子どもが境界性パーソナリティ障害の母親にも、同じ傾向が見られる。

境界性パーソナリティ障害や摂食障害、気分障害、依存症、解離性障害等については、以前から、不安定な愛着の関与が指摘されてきた。

それに対してADHDは遺伝的要因の強い神経発達障害とされ、養育要因など全く関係がないと、専門家たちも言い続けてきた。

ところが、遺伝子について調べ尽くされるにつれて、遺伝子の関与だけでは、到底説明がつかないということがはっきりし、近年では遺伝子要因と環境要因との相互作用による部分がかなり大きいと考えられるようになっている。

中でも養育環境の影響を受けることがわかってきたのだ。
例えば、施設に保護された子どもでは、ADHDと診断される子どもの割合が、通常の何倍にもなる。

虐待を受けた子どもでは、ADHDの発症リスクが大幅に高まるのだ。

この事実に対しては、ADHDだから虐待を受けやすいのだとか、親もADHDの傾向を持っているので、虐待が生じやすいのだと説明され、虐待によってADHDになるわけではないと、専門家たちも言い続けてきた。

だが、実際には違っていた。

虐待は、脳の構造自体に異変を起こし、不注意や多動を含む様々な行動や精神の症状を生じ得るということが明白になっている。

さらに幼い頃に養子になることで養育者が交代しただけで、ADHDのリスクが数倍に高まるということもわかってきた。

ことに、虐待のケースに見られやすい「無秩序型」と呼ばれる非常に不安定な愛着を示す場合、その後、ADHD症状が見られるリスクを大幅に高めていた。

しかも、親との愛着の安定性は、その子の神経機能障害の指標である認知機能よりも、ADHD症状を左右したのである。

それ以外にも、不安定な愛着がリスクファクターとなるものとして依存症(薬物、ギャンブル、セックス、インターネットなど)、希死念慮、解離性障害、原因不明の身体疾患、慢性疼痛、虐待、DV、いじめ、離婚、非婚、セックスレスなどが挙げられる。

いずれも、今日の社会において問題となっていることばかりだ。

このように、現代人の生きづらさと苦悩の根底に、愛着の問題が関わっているということが明らかとなってきているのである。

「死に至る病」岡田尊司著
光文社新書より抜粋

***

抱き癖がつくなんて嘘です。
確かに、泣いてもないのに抱っこするのは、抱っこのし過ぎ。

でよ、赤ちゃんが泣いたら
抱っこしてあげてください。

求めたら、応える…

どうせ、100%完璧には答えられないのだから、
できるだけがんばって。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子どもが不安な時はお母さんの反応を見る

2019年11月19日 | こころの子育て
子どもが不安な時はお母さんの表情を見て、どう行動するかを決めています。これを「社会的参照」と言います。

社会的参照とは
子どもが不安だったり、判断が曖昧なときに
親の表情を手がかりに行動することをいいます。

こんな心理学実験があります。
アクリル板を敷き詰めて、赤ちゃんがハイハイさせ、アクリル板の下が途中から
崖に見えるようにつくります。

「視覚的断崖」という視覚的に断崖と見えるような状況作り、向かい側にはお母さんがいます。

赤ちゃんはお母さんに向かってはいはいしていきますが、途中から竹のように見えるため赤ちゃんは一旦ストップしてまたお母さんの顔見ます。

その時にお母さんの反応が励ますようであれば
赤ちゃんは安心してお母さんのもとにはいはいを続けていきます。

ところが、お母さんが危ないといった表情した場合には赤ちゃんはそこでストップしてしまうんです。

もし、お母さんがスマホやテレビに夢中だったら…

YouTubeでstillフェイス実験と言うのが出てきます。

YouTubeでstillフェイス実験と言うのが出てきます。

お母さんがスマホが使っていると落ち着いていた赤ちゃんは、たちまち険しくなって不安定になっていきます。

子育て中のお母さんが子どもを見守っていること

表情が穏やかなこと

子どもに微笑んであげること

お母さんたちは大変だけど
お母さんの気持ちが
子どもの精神的な安定に大きな影響与えることを知っておいて欲しいです。

明日2019/11/20は、行橋市で講演です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学ぶ力

2019年11月15日 | こころの子育て
内田樹(たつる)さんの「学ぶ力」という文章があります。

子どもの学力が低下していると言われているのを受けて
「学力」とはについて書かれています。

内田先生が、中学二年生用の国語の教科書のために書き下ろしたものだそうです。


ここに挙げてある3つは、
私たちの生涯学習、自己実現に必要なエッセンスがまとめられていると思ったので、
一部転記させていただきます。

***
「学ぶ力が伸びる」ための第一の条件は、自分には「まだまだ学ばなければならないことがたくさんある」という「学び足りなさ」の自覚があること。
無知の自覚といってもよい。これが第一です。

「私はもう知るべきことはみな知っているので、これ以上学ぶことはない」と思っている人には「学ぶ力」がありません。
こう人が、本来の意味での「学力がない人」だとわたしは思います。
ものごとに興味や関心を示さず、人の話に耳を傾けないような人は、どんなに社会的な地位が高くても、有名な人であっても「学力のない人」です。
 第二の条件は、教えてくれる「師(先生)」を自ら見つけようとすること。

 学ぶべきことがあるのはわかっているのだけれど、だれに教わったらいいのかわからない、という人は残念ながら「学力がない」人です。
いくら意欲があっても、これができないと学びは始まりません。

 ここでいう「師」とは、別に学校の先生である必要はありません。
書物を読んで、「あ、この人を師匠と呼ぼう」と思って、会ったことのない人を「師」に見立てることも可能です(だから、会っても言葉が通じない外国の人だって、亡くなった人だって、「師」にしていいのです)。
街行く人の中に、ふとそのたたずまいに「何か光るもの」があると思われた人を、瞬間的に「師」に見立てて、その人から学ぶということでももちろん構いません。
生きて暮らしていれば、至る所に師あり、ということになります。
ただし、そのためには日頃からいつもアンテナの感度を上げて、「師を求めるセンサー」を機能させていることが必要です。

 第三の条件、それは「教えてくれる人を『その気』にさせること」です。

 こちらには学ぶ気がある。
師には「教えるべき何か」があるとします。条件が二つ揃いました。
しかし、それだけでは学びは起動しません。
もう一つ、師が「教える気」になる必要があります。

(中略)

 「学ぶ(ことができる)力」に必要なのは、この三つです。繰り返します。

 第一に、「自分は学ばなければならない」という己の無知についての痛切な自覚があること。

 第二に、「あ、この人が私の師だ」と直感できること。

 第三に、その「師」を教える気にさせるひろびろとした開放性。

 この三つの条件をひとことで言い表すと、「わたしは学びたいのです。先生、どうか教えてください」というセンテンスになります。
ブログ 内田樹研究室より引用

http://blog.tatsuru.com/2011/09/02_1151.html
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子どもの気持ちに寄り添って

2019年10月23日 | こころの子育て
今日2019/10/23は、これから
佐賀市で、高校生のお母さん、お父さん方、校長先生、先生方にお話させていただきます。

小さい頃から毎日ご飯を食べさせて
生活習慣を身に付けるようにしつけをするのが大変です。

高校生になると、早起きしてお弁当作りが待っていて
超寝不足だったことが印象的です。

不登校の問題、
自信というか自尊感情、アイデンティティの問題、
急に人が怖くなったと訴えてくる
非行など
高校生になったら安心というわけではありません。

むしろ、中学生まで「いい子」にしてた子どもが
急に燃え尽きたように無気力になったりします。

出来れば、特に小さい頃に我慢し過ぎないように
十分甘えさせて
心に安心感、心の根っこを育てることが大事です。

でも、高校生からでも遅くない。

いくつからでも、変わることが可能です。

もし、今から子育てをやり直すのであれば、
子どもの気持ちを受け入れてあげてください。

特に、嫌な感情、不快感情を受け入れてあげてください。

「嫌だね」

「悲しいね」

「怖いね」

「腹が立つね」

不快感情に寄り添うと、感情処理出来て
気持ちがスッキリします。

子どもは、気持ちに寄り添ってもらっていたら
それが自信になっていきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子どものあるがままの姿を受容する

2019年10月10日 | こころの子育て
日本で受けるカウンセリングは、認知行動療法も用いられるようになりました。

でも、やはり、カウンセリングで話の聴き方と言えば
Rogersロジャーズのクライエント中心療法が主流です。

クライエント中心療法とは、クライアント自身は本来成長する力を持っている。

しかし、自己一致ができていないためにうまくいかない状態にある。

カウンセラーは自己一致している存在であり、

クライアントが自己一致し、
自分で気づいていけるように促すことが大切である。


自己一致とは…
理想的な自己(自己概念)が現実的な自己


(経験)との一致する部分が大きいと、健康・適用している状態。

一致する部分が小さいと不健康・不適用状態という考え方です。

この考え方を子どもに応用したのが、Axlineアクスラインという人で、児童中心療法を考えました。

児童中心療法における「8つの原則」が子どもに接する上でとても参考になります。

①子どもとの間に温かい友好的な関係を作る

②子どものあるがままの姿を受容する

③受容的な感情を持つ

④子どもの感情を敏感に察知し、伝え返してあげる

⑤選択し、変化するかどうかの責任は子どもにあると言うことを尊重する

⑥非指示的態度で臨む

⑦子どもの変化には長い時間を必要とするのであり、進行を急がない

⑧子どもの変化に必要な制限を時として与える





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お金をあげるとやる気ぐなくなる

2019年10月07日 | こころの子育て
Deciの心理学実験によると

自分たちでやりたいと思ってやり始めた(内発的動機付け)パズルを解くごとに
お金を与えられると(金銭的報酬)

動機付けは、変化していきます。

お金をもらった方が、パズルへの取り組み時間が短くなるというのです。

つまり、子どもたちに勉強ができたからといってお金を与えていると

だんだんやる気がなくなっていくのではないか…
と考えられます。

実際、皆さんがもし、何かを知りたいと思って勉強していて、
その行為に報酬をもらったとしたら…
興味関心が失せるでしょうか?

子どもが、初めから、やらされているも思っている勉強ならば、
お金をもらうと
お金のために勉強するようになるということでしょう。

それならば、知りたいと思う興味・関心を引く動機づけの方が、やる気は増すでしょう。

「どうしてなんだろうね?」

「あなたは、どう思う?」

などと、話しかけるのも良いと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喜びは分かち合ってこそ

2019年10月04日 | こころの子育て

赤ちゃんは、4〜5ヶ月ごろから自分に喜びを与えてくれる養育者(母親)が、
その行為を喜びを感じながら行ってほしいと望んでいることを
明らかにした研究があります。

フランスの発達心理学者アンリ・ワロンの研究観察です。


子どもは、赤ちゃんの時から母親と一緒に喜び合いたい。

自分1人で喜んでいることは、本当の喜びではない。

相手(他者)と一緒に喜びを分かちあってこそ
初めて本当の人間的な喜びになることを
本能的に実感している。

喜びを分かち合う経験の中で、
子どもは他者とコミニケーションを取る力を身に付け

人間的な情緒発達の基盤が
育てられる。

「はじまりは愛着から」
児童精神科医 佐々木正美著
福音館書店より引用
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頭を撫でて育てる

2019年10月02日 | こころの子育て





子どもが小学生の時に、
学校で本の読み聞かせのボランティアをしていました。

その当時はボランティアのお母さんが
昼休みに学校に行って
廊下で敷物を敷いた上に座り
そこに集まってきた子どもたちが絵本の読み聞かせをきくという形でした。

冬は寒かったあ。
でも、子どもたちのキラキラした表情が見れるのがとても楽しかった。

そして、その何年後かには
小学校の授業に
読み聞かせの時間を入れていただくようになったんです。

お母さんたちは、主に自分の子どものいるクラスにボランティアに入りました。

音楽室で45分間
何人かのお母さんが当番制で
数冊の本の読み聞かせをしていました。


本の選択は、お母さんたちに任されていました。


高学年の息子のクラスの読み聞かせの時間
ある日、私は齋藤孝著の「声に出して読みたい日本語 1 」を持っていき、
その中にあった「じゅげむ」を読みました。

この本は、朗読、朗誦に適した日本語のさわりを和歌・俳句・歌舞伎・落語・小説・詩・お経・物売りの口上などあらゆる分野からピックアップしてあります。

本の冒頭に著者の齋藤孝さんは、これらは日本語の宝石だと書かれています。

「じゅげむじゅげむ、海砂利水魚の〜」
と読み始めると、子どもたちは大笑い。

担任の先生が、私に「お母さんその本貸してください」とおっしゃって

その日から、子どもたちのクラスで、
じゅげむの長い名前を覚える大会が始まったそうなんです。

家に帰って夢中で
「じゅげむ、じゅげむ」
と、息子が言ってるのを聞いて
その大会のことを知りました。

じゅげむは、確かに面白い落語なのですが
実は、至る所で子育ての真髄に触れています。

子どものけんか介入しようとした大人が
子どもの長い長い名前を言っている間に
子どもたちが仲直りしている。

つまり、見守りなさいということ。

そして、こんなことも書かれています。


「ほんとに子宝に優れたからはありませんもんで、目に入れても痛くない(中略)

そうはいっても悪さをすることがありましてしかなければいけない時もありますが

それでも、頭を撫でて育てて悪い人間になったものはいないんで、

笑声のする人が1番良いようです。」

絵本も出ています。

落語絵本「じゅげむ」川端誠著 クレヨンハウス

「声に出して読みたい日本語  1 」齋藤孝著 草思社
(文庫、CDブックなどもあるようです)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観察学習 モデリング

2019年09月02日 | こころの子育て
人間は、生まれながらにして気質というのがあります。

しかし、育った環境からの影響の方が大きいと言われ
昔は遺伝か?環境か?と言う100 0の論争がありました。

しかし、
最新の心理学では、生まれが3割から4割
環境が6割から7割と言われています。

これを輻輳説といいます。

さて、格闘するゲームをしていると攻撃性が増すと言う研究データがあるそうなんですが

1960年代にバンデューラという心理学者が
「モデリング、観察学習」という考え方を提唱したことがあります。

バンデューラは、大人がパンチングボール(人形)をボコボコに攻撃するのを子どもが目撃しまうという実験をしました。

それを見た子どもたちは
その人形を見ると大人と同じように攻撃性を示したのです。

子どもたちは、普段攻撃性があまりないけれども、
その大人の攻撃するモデルを見た後には
攻撃性が増したというのです。

つまり、優しい子供に育てたかったら
お父さんがお母さんに優しくすること。

お母さんがお父さんに優しくすること。

攻撃的な子どもに育てたくないのであれば
親が攻撃性をモデルとして見せないことなんです。

もし、自分が攻撃的であると気づいたら
カウンセラーのところに相談に行ってみてはいかがでしょう?

お父さんがお母さんに優しくすること。

お母さんがお父さんに優しくすること。


もし、あなたの子どもが攻撃的だと分かった時は
もしかしたら?

自分が、攻撃的なモデルを示していたのではないか?
と疑ってみることが大切です。

「子どもは親の鏡」

まず、自分が攻撃的であると自覚し
その自分を変えることが大切です。

「感情処理法」や「愛着のカウンセリング」を知っているカウンセラーなら
攻撃性を減らすことが可能です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛着か?発達か?

2019年08月17日 | こころの子育て
①愛着の問題なのか?

②発達の問題なのか?

③それとも、両方なのか?


例えば、しょうがっこで座っていられない。

保育園で学芸会の役がほしくて暴れる。

愛着の問題なのか、
発達の問題なのか、
それとも両方なのか…
わかりやすい本をご紹介します。


「やさしくわかる!愛着障害」米澤好史 著
  2018  ほんの森出版 

それから愛着形成には、
親が抱っこして
子どもが安心するかどうかがとても大切です。


安心抱っこ、まんまる抱っこが大事なので
そのことをまた書きます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤ちゃんを抱っこして

2019年07月27日 | こころの子育て
ベビーカーにスマホをつけて赤ちゃんを運んでいるお母さん

赤ちゃんを抱っこして。

おんぶ紐か、抱っこ紐で、おんぶか、抱っこして歩いてみませんか。


ベビーカーの赤ちゃんがぐずり出したら、ベビーカーを揺らすより
赤ちゃんを抱っこして。

ベビーカーから抱き上げて、抱っこかおんぶをしてあげませんか。


赤ちゃんは、お母さんに触れて欲しい。

抱っこして欲しい。

愛着が欲しい。

目に見えない温かい絆、ボンドが欲しい。

写真は、日本橋辺りで見かけた伊勢エビ?のオブジェ。

お店の飾りだろうか?
まるで、軽トラにおんぶされてるみたい。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2歳の子が歩けない

2019年07月24日 | こころの子育て
赤ちゃんが、寝転がってスマホを使ってる。

2歳過ぎても、ずっとごろんごろんスマホを使っている。

そうすると、体の筋肉はなくて歩くこともできないと言う。

お母さんがいないわけではない。

ご飯も作ってくれる。

だから放置虐待、ネグレクトと分類されない。
お母さんは赤ちゃんの隣で寝転がってスマホをしている。

こんな時代が来てしまった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本人は、世界的に人を助けない?

2019年07月18日 | こころの子育て
このニュースって、言葉のまま信じていいのかなあ⁈
 
日本人は世界的に見ても、人助けしない
 
イギリスのチャリティー団体「Charity Aid FoundationCAF)」が、「世界寄付指数」と呼ばれるもので、発表したそうですさ。
 
2018年の結果では144か国を対象に調査を行った。
 
調査では、過去数か月の間に、
 
・「外国人や見知らぬ人を助けたかどうか(人助け指数)」
 
・「慈善団体に寄付したか(寄付指数)」
 
・「組織的なボランティアに時間を割いたか(ボランティア指数)」を尋ねている。
 
日本は総合値が128位、「寄付指数」が99位、「ボランティア指数」が56位だった。
 
「人助け指数」は142位。
 
先進国の中で最も低かった。
 
東日本大震災の時のマナーの良さや分け合いが話題になったので、日本人の協調性が高いのは間違いないと思います。
 
調査が発表されたのは昨年10月です。
 
日本の「人助け指数」は過去数年の調査結果を見ても、2018年同様、後ろから数えたほうが早いそう。
 
過去数か月で「人助けをした」と答えた割合も減少傾向で、2015年は28%だったが、2016年には25%、2017年と2018年には23%に下がっているそうだ。
 
日本には、昔から共同体があり、
おせっかいなおじちゃんやおばちゃんがいて
 
倒れている人がいる…
 
虐待されている子どもがいる…
 
と放って置かない風潮で、誰か彼かが、関わってきた。
 
ほんの数十年前までは、核家族でなく、長屋に住んでいたりと
地域の人々からの子どもへの関わりも多かった。
 
子どもの凶悪犯罪も、関わる大人の数が減って、子どもの側に安心感が減ったのも原因のひとつかと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする