ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

幸せ

2013年02月01日 | メッセージ
幸せって何でしょう?
被災地の避難所で生まれた赤ちゃんを代わる代わるに抱っこし、
口々に
「この子が生まれてきてくれて、幸せ」
だと話す人々に会った。

新幹線で三時間移動して風景からすっかり瓦礫もなくなり、
今度は、
食べ物も、安らぐ場所もあるのに、
私は愛されていないと嘆き、寂しがる人々に会った。

震災から、ずっと幸せについて考えています。

私たちは、幸せになろうと一生懸命働いたり、
趣味に、勉学に勤しんだりします。

その割に、自分は幸せだと言う人は、少ないと感じます。

私たちは、幸せになるために生まれてきました。

子どもが生まれた時から、
この子が幸せになって欲しいと願い、子育てをしているハズ。

でも、いつのまにか、勉強させることや、
早く寝せること、早く学校に行かせることに
口やかましいだけの親になってしまって…。

自分も、早く家事を、仕事を終わらせ
一日一日をこなして行くことにばかり、神経を使って…疲れ果てて。

「青い鳥」(1908年発表)の作者メーテルリンクは、幸せは、最も手近な所にあると書きました。

2人兄妹のチルチルとミチルが、
夢の中で過去や未来の国に
幸福の象徴である青い鳥を探しに行くが、
結局のところそれは、
自分達に最も手近なところにある、
鳥籠の中にあったという物語。

カウンセリングでは、

人のせいにばかりしないで、
不平不満ばかり言わないで、
感謝し、
満足出来るようになり、
ありふれた日常に幸せを感じるという気持ちの変化を目標にします。

それが出来れば、
どれだけ幸せを感じられることか。

状況は何も変わらないのに、
幸せだと感じるようになったと言われる多くのクライアントさんを通して
幸せを感じることは、
可能だし、
メーテルリンクが言うように
やはり、環境を変えずとも
幸せは手近な所にあることを教えてもらいます。

それは、実存主義の「夜と霧」の著者フランクルの言う「意味への意志」
にも繋がる気がします。



大切なのは、まず、日頃から
嫌だと感じること、怒りを抑えないこと。

理不尽なこと、不当な扱いを受けた時に
嫌だ、腹が立つと感じる自然な感情を抑え込まないこと。

少しの我慢が積み重なり、不平不満になり、
日常に満足出来なくなってしまうのです。
小さい頃から、我慢してきた方々には、怒りを吐き出してもらい
親が自分の思い通りにならなくても、自分は、ダメではない、価値があると
もう一度、再学習してもらいます。

小さい頃の親の反応を見て、私たちは、
自分の重要さや
ありふれた日常に満足するかどうかまで
決めてしまうこともあるということです。

つまり、私たちは、嫌だという気持ちを我慢し過ぎて、
幸せを感じにくくなっているのかもしれません。
嫌なら、嫌、嬉しいなら嬉しいと感じることが大切!


写真は、福岡市中央区舞鶴あいれふでの福岡市民講座
「子どもが動くコミュニケーション法」講座。

おかげさまで、多くのお母さんから、子どもが動くようになったと
喜びの声をいただいています!



ゴールデンウイークあけの5月からは、また朝日カルチャーセンターでも開講予定。
カウンセラー講座は、2月12日からカウンセリングルームで開講予定。
コメント (4)
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