怒りという感情は、感じたくないかもしれませんが、
感じないと生きていけない。
怒りたくないかもしれませんが、怒りの感情は悪いわけではない。
感情は、良い、悪いではない。感情に善悪はない。
だから、カウンセリングの神様と呼ばれる
Rogersロジャーズ。
相手の気持ちを大切に穏やかに相手の話に耳を傾けたカウンセリングの先生。
共感的理解、無条件の肯定的理解、自己一致を
「どんな感情も感じたい、
例えば、憎いという気持ち
殺したいほど憎たらしいくらいの気持ちを
とことん感じてみたい。」
と語ったそうです。
気持ちを感じることと、それを実行することは、違います。
気持ちを豊かに感じるのを「情緒豊か」と言います。
私たちは、「感情的」にはなりたくないと思っているので、「情緒豊か」も良くないと考えがちです。
しかし、「感情的」と「情緒豊か」は、全く違います。
むしろ、真逆なのです。
情緒豊かであることで、「社会的知性 S Q」=コミュニケーション能力が高くなるのです。
その為には、自分だけでなく、相手の気持ちを表現することです。
アサーショントレーニングでは、「私メッセージ」で、表現したり
相手はこんな気持ちではないかと思うことを表現したりします。
例えば、妻が夫に言いがちな言葉。
「いつも仕事ばかりで、家族は大事じゃないの?」
↓
「私は、一人で困ってます。毎週日曜日は、あなたに子どもと遊んで欲しい。」
というように、「私メッセージ」で表現します。
この自己表現は、相手が同意してくれることを目指していません。
歩み寄るためです。
相手の気持ちは、こうだろうとおもんぱかって言葉にするのを「共感」と言いますが、
この事例だと
「あなたも仕事が忙しくて大変だと思います。」
と、共感もお忘れなく。
お互いの気持ちを分かち合い、歩み寄ることが
仲良くなる秘訣です。
共感的に・・・よりアサーティブに・・・
気付きをありがとうございました。