木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

テーブル木地完成

2010-04-06 22:44:01 | 木工
午前中、元の職場に寄せていただきました。肘掛け椅子を注文いただいたMさんと、Aさんにお会いするためです。
久しぶりに他の先生方にもお会いし、お忙しい中でしたがいろいろお話も聞かせていただきました。
新年度を迎え、慌ただしさの中にも新しい雰囲気を感じました。
Mさん、Aさんありがとうございました。


校庭の桜はちょうど満開で、もうじき入学する新入生を歓迎しているかのようでした。
また新しい1年が始まりますね。

午後からは工房に戻り、テーブルの続き


まず、蟻桟を仕上げ、


天板の木端を削りました。
ここにも少し丸みを持たせました。


木口。この高さまでは立てて削ることができます。
表に近い部分と裏に近い部分で曲率を変えています。


裏と表をもう一度軽く削り


最後に天板の表の縁の面取りをしました。
ここは2段に面取りをしています。線のシャープさを残しつつ、肘を載せた時の当たりをやわらかくするために考えたことなのですが・・・。


各ほぞは都度確認しているのですが、部材加工がすべて終わったところで、念のために仮組みしてみました。


蟻桟がちょっと固すぎたので調整して、OKです。もう一度ばらして漆の作業にかかります。
コメント
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