木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

五稜箸 削り出し

2010-04-08 20:22:38 | 木工
4月24日からの作品展(詳しくは後日)にむけ、五稜箸を10膳ほど作りました。


箸の先の仕上げの鉋削り。
「箸の先が折れた」という声を聞きましたので、少し先の形状を変えてみました。


2本ずつペアーで同じ形状、太さになるよう、確かめながら削ります。


今回はこんな形状にし、箸先の腰を強くしてみました。


前回より、1膳の杢を合わせて制作していますが、頭を削ると、かいた文字が消えてしまうので輪ゴムでペアにして作業を進めます。


頭削り。ここだけはサンダーで削ります。
研削力が強いので、気をつけないと箸がすぐに小さくなってしまいます。


五稜箸の頭の形ができました。拭き漆段階でも、この稜線を崩さないように研ぎます。


削り終わったら捨て摺りです。できるだけたっぷりしみ込ませます。漆は新潟産の生漆です。


合鹿椀の捨摺りも一緒にしました。


捨て摺り完了。漆風呂で乾かします。

午後から明日から始まる漆展の搬入のお手伝いに行って来ました。

漆に興味のある方、骨董に興味のある方は是非おいでください。
第2会場の婆娑羅さんでお手伝いしております。
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