木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

短冊掛け

2010-04-21 22:00:12 | 木工
木工フェスティバルにむけて、短冊掛けを作りました。
その昔、Tさんから、「芭蕉の弟子の書いた短冊を見つけたので、これに合う短冊掛けを着くってほしい。」という注文をいただき、さんざ頭を悩ました末に作った物です。

材料は茶神代杉の柾目板。

頭の部分は緩い丸みを鉋で削りました。


下の端も内丸にしますが、ここは小刀で削りました。
千代鶴貞秀作の小刀、木口もサクサクと削れます。


表面は鉋で削って仕上げます。


木端も長台で削って仕上げます。


短冊の止めは神代欅で作り、ほぞで板に接合します。


これで完成です。
久しぶりの白木の仕事。気持ちもすかっとしました。


テーブルの拭き漆もようやく完了。明日は組み立てです。
間に合った!
コメント
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