木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

仕事再開

2010-08-12 23:21:50 | 木工
「夏休み」が終わり、再開した仕事は、久しぶりの刳り物から。
煎茶の師範であるUさんより依頼の煎茶盆と一文字盆。
玉縁のついた盆は、1から手で彫るととても時間がかかりそうなので、粗彫りはルーターでする事にしました。


一文字盆のテンプレート。使うビットとテンプレートガイドの寸法に合わせて、表を彫るために3枚、裏透きのために1枚作りました。


4枚の位置を正確に合わせるため、テンプレートに枠を接着し、材料を枠にはめて使います。
作業台の向に見えるのが、煎茶盆用のテンプレート。


コーナーの匙面を糸鋸で切り、表の粗彫り完了。粗彫りの様子の写真を撮るのを忘れてしまいました。


盆の底や縁は鑿や小鉋で仕上げます。


こちらは裏透きの仕上げ。


ルーターで削れない、隅の匙面は鑿で削り、


刳り小刀で仕上げます。


玉縁の仕上げを残して木地がほぼ完成。
コメント
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