Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

「Chunの部屋」もよろしく。メアドもそちらにありますよ。http://aka.gmobb.jp/chuns_room/

前に「声をあげよう」という題でブログを書きまして・・・ 続き

2014-08-03 00:08:22 | BLOGを読んでくださっている皆様へ ~伝えたいこと~


前に「声をあげよう」という題でブログを書きまして・・・
それにfacebookでコメントを頂きまして・・・やり取りするうちに考えが整理できてきて、自分の中で記録しておきたくなったので、備忘録です。若干追記してありますが・・・
本当は対話です。私の発言部分の抜粋ですが・・・
どうか長いので、興味がある方のみお読みください。



前に書いたのは、自分としては世の中として、パラリンピックへ向けての取り組みの中に、抜け落ちてしまっている視点として、知って欲しくて。娘には 自然に走るのを楽しいと思わせるのが難しくて、なやんでいるからこそ書いた。そう思うんです。
先天性で早期切断した子ほど、総じて運動能力というか義足の使いこなしが上手くなりますからね。娘にはすでに遅いけど、バネ義足が当たり前に 望めば支給されたりもっとフレキシブルにレンタルできたりして。当たり前に走れる環境ができないと。こどもにパラリンピックへの興味を自発的にもたせるのってきついなぁという弱音からくる逆説的な提言でした。
やはり、小学校の体育や運動会、部活で気軽に当たり前に 使えないと…>_<…
きついですもの。

この8年間小児義足についてこれ以上ないくらい交流し情報収集し、交渉してきました。
その結果として・・・思った想いです。やはり皆様に伝えたい気持ちはありました。

どうしたらいいか。
やはりそれは、スポーツ用義足を支給対象にすることでしょう。現段階では難しいんです。
「行政が一部の人にしか使っていないぜいたく品にはお金を出さない」というのは、私は厳密に言うと違うかなと思います。たとえば、小児の膝継手だって、フレックスフットだって始めは一部の人にしか使っていないぜいたく品だったはず。
それが支給対象になって一気に皆が遣うようになって言ったのではないかと思っています。
つまりは、必要性の論拠と行政のどこかの担当者の勇気と努力。監査や会計監査で胸を晴れるだけの合理性と公平性。そうしたところなんだろうなと。
そういう視点で考えてみると・・・・
たとえば、申し込み制でパラリンピックにチャレンジするという名目で・・・レンタル代の一部を公費でまかなってみるとか。
その代わりに何らかの記録会に参加してもらうことを条件とするとか。
それならばパラリンピック推進のためという説明はできそうです。
ほかにも、小児でよくやっているように・・・ 実際に使ってみて、使いこなせることが判ったら支給対象とすることも複合的に・・・ほかにも、学校で陸上部に入って、実態として使用頻度が高い状況を作り出すとか。そういうことを地元の理学療法士に聞いたことはあります。

そもそも・・・ただ。
パラリンピックでメダルを取ったり代表になっている人の支給ができないのですから・・・・
子供の支給も難しいんでしょうね。 それはすごく判ります。

どうしたらいいんだろう。今の娘にはもう間に合わないかもしれないけど、制度が変わるべきだと思う。そういうことを、なんていうか・・・・
障害者スポーツ協会の人たちや、パシフィックサプライや今仙の人たち、義肢装具業界をリードする鉄道弘済会や川村義肢、松本義肢、田沢製作所を始めとする義肢装具士の皆様。
大西さんや為末さんなどアスリートの皆様。遠藤さんなど研究者の皆様。 そして何より行政の皆様に・・・・なんとか知ってほしいなと・・・・・騒いでみました。
お見苦しい点があればお詫びします。ごめんなさい。

『実際に使ってみて、使いこなせることが判ったら…陸上部に入って実態として使用頻度が高い状況を作りだす』 そうですよね。
 でも、それって・・・小学校5、6年。そのころまでに走る喜びを知らない子供が、いきなり走りたくなるか。 おそらくそれが一番のネックですね。
 もしかしたら・・・・・ 日常用義足のフレックスフットをもっとバネを強化して・・・・普段はとめておいたものをボタンで開放すると、ばねが機能して結構はねる・・・・とか。
 そういう足部開発できないかしら・・・   ねえ。遠藤さん? なんて・・・・(^^;)

走れるか分からない、続けるか分からない…となると、なかなかそこまでお金を出してまで、そんな状況に持っていくご家族が少ない(>_<)  
→ というか・・・ 子供自体がそこまでモチベーションが上がらないんですよね。
 だって考えてください。 陸上部に入る子って、だいたい始めの動機は、運動会で早くて、かけっこで一番を取ったことがあって。かつ喜びや負ける悔しさを知っているから、目指すって思うんです。 
 でも、義足の子には成功体験がない。 その状況で、「陸上部に入る」という選択肢・・・・・子供は選ばないでしょう。 それを親が勧めるのも・・・・無茶がありますね。うーむ。  片足下腿とかなら・・・まだ可能性はあるんだろうなあ・・・うーむ。

まずは走る経験。 そうですね。 でも子供が本当にしたいのは、自分の学校、自分の友達と一緒のときに走れる経験。 そこまで行くのに、すこしハードル高いなあ・・・・ そもそもお金の問題がなくたって、小学校にバネ義足どうやって履いていくか。 ほかの子にカーボンがぶつかったら怪我をしないかとか。 いろいろありそう。 だからそう考えると、鉄脚走行会やランチャレってすごいですよね。 走る経験をさせてあげられますもの。 うん。  あらためて、この会を発足した方々の心意気に感謝ですね。うん。

すでに四年生、自分なりに今は音楽部。 合気道と習字とピアノを頑張ってますからね。 その上でわざわざ未知数の陸上を今から始めるって言うのも・・・本人にとっては「なんで???」って感じだよなあ・・・  たしかに「走れる」っていうのはうれしい。「泳げる」っていうもの、「スキーを滑れる」っていうのも。  でも競技をしたいと思えるかどうか・・・・ それは遠い気がします。

なにがいいたいか・・・・。 うーむ。 結局のところ。 競技をしたいと思わせようと思うと、もっと小さな時期に学校や地域で、周りと少なくとも競ったりできるような義足環境が必要かなって思うってこと。 それってたぶん年長くらいの時期から。  そうでないと子供からは自発的にはそうしたことにならないよなあ・・・

やはりとにかく、8月のイベント。そして大和鉄脚走行会への出来るだけの参加とフル練習。  そのあとで・・・娘がやりたいと思ってくれないか。 それを待つしかないでしょうね。  競技とかレンタルとか言っても、本人が屋r対と思わなかったらやりませんもの。 もうそういうとしです。 いかにそう思わせることが出来るか。 それが難しい。 だから出来れば毎月連れて行って、誰か友達や仲良しのお姉さんを作って、行く事自体を楽しみに出来ると・・・いいんですが・・・・・・・なかなか予定が合わず・・・・ 難しいですね。

ともかく、やれることから一つ一つ。やっていきましょう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする