conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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リズムとパターン

2008-12-13 21:09:00 | 随想

大きな世情のウネリが年末を包み込もうとしています。
世界的な大変動期の津波が、家庭の台所をもことごとく洗い流し、庶民の生計が脅かされています。経済低迷が政治の足を引っ張っているのか、政治の混迷が世界の情勢を乱しているのか、、、
おそらく相関関係にあるのだと思います。
茶の間から天井を覗いて見る限り、いろいろ策を講じても思い通りにいかず、時間の空費に終わる可能性だってあるのですから。

この現象は、何処から来るのだろう。
有史以来、幾多の難局を潜り抜けてきた人類の祖先たちも、この世の終わりを見て来たに違いない。

麻生さんは、『100年に一度の危機』だと言っている。たしかに維新前夜の幕府にとっては、天地のひっくり返る驚嘆事で、ひたすら倒幕の勢いが弱まるのを戦々恐々の思いで願ったものの、錦の御旗に抗することも出来ず瓦解した。

体制維持も長期間続くと自然崩壊の作用が働く、と言うのが自然の理ではないか。現状維持の難しさを思い浮かべていたに違いない。

古代においては遷都のように、存在する位置を変えることでリニューアルの再出発を計ったであろうし、卑弥呼のような呪術カリスマ性によって、民心の掌握を狙った国家の形成期もあった。

歴史の転換期、動乱期には、そこに到るまでの一つの決まったパターンがあるようだ。草創期~前期~安定期~後期~瓦解期のパターンである。大きな歴史の舞台に限らず、企業や個人の盛衰、あるいはスポーツや政治の世界でも言えるでしょう。

地球のマントルが対流して、地殻に一方が潜り込み、歪みを生むことで地震が起きるのでしたね。マントルの営みも、地核(コア)の超超高温に誘導されて、対流が起きるそうで、地表の起現象はコアを中心に一定のリズムでなりたち、繰り返している。

地球内部で起きていることは、人間社会にも同じようなリズムで、変動を与えているようですね。
核(コア)が生命の根幹であるなら、表層にあるミクロの私たちは細胞の一部でしかない。

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