鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

白子駅前のモニュメント

2013年12月17日 23時36分53秒 | Weblog
今日、議会事務局にある議員あてのレターボックスに次の画像のような案内が入っていました。

白子駅前広場の工事に伴って、白子駅西口のロータリーに画像にあるようなモニュメントを設置するということです。駅に向かってチェッカーフラッグのデザインになっており、裏面については植木もあることから茶色の処理にしてあるということです。
この件について、考えるところがあったので担当と少し懇談をしました。

デザイン案から作成までの間、市民に意見を問うこともなく、また議会に対してもデザイン案について報告もなくモニュメントが完成という流れは、個人的には釈然としないものがあります。このモニュメントが寄付などによって設置されるのであれば、デザイン等についても寄付される方の意向が反映されることはありえることですので、公序良俗に反することでない限りはそのことに対してとやかく言うことではないと思います。
しかし、このモニュメントに関しては白子駅前広場整備事業の予算から設置しているものであり、つまり税金から支出されているもので、その金額も概算で“ 約400万円 ”と、一部の人たちの意志だけで判断するものではないと思います。まして、白子駅前という鈴鹿市の玄関口でもありますから、広く意見を聴くことが大切だったのではないでしょうか。
個人的な感想を言えば、資料にある「都会的な空間の演出」というコンセプトとこのデザインは重ならない感じです。チェッカーフラッグを活かすのであれば、外枠なしでチェッカーフラッグと文字だけで構成されるモニュメントのほうがいいと思います。

担当に話したことは、やはりこのようなものを設置するにあたっては、デザイン公募やデザインに対してのパブリックコメントのような手法をとるべきということです。その理由は先に書いているように、多額の税金を投入して設置するものですから、その使い方に対して市民も意見を言える機会を作ることが必要だと考えるからです。

ちなみに駅前広場整備事業はまだすべてが完了しているわけではありません。
今回の件で考えたことは、“ 約400万円 ”という税金の使い方に対して、果たして今回のことが妥当なことなのかどうか、行政組織として感覚がマヒしてしまっているのではないかということです。その点について、市長はどのように考えているのかと思います。

自分も反省するべき点があると考えています。
コメント
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