△ナイト・アンド・ザ・シティ(1992年 アメリカ 105分)
原題/Night and the City
監督/アーウィン・ウィンクラー 音楽/ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演 ロバート・デ・ニーロ、ジェシカ・ラング、ジャック・ウォーデン、アラン・キング
△『街の野獣』のリメイク
とはいえ、ぼくはもともとの映画を観てないからなんともいえないんだけど、プロレスがボクシングになってるそうで、いったいリメイクする意味があったのかな~とちょっと疑問におもった。
ただ、監督のアーウィン・ウィンクラーにとってはかなり意味のあることだったようで、かれはもともとプロデューサーで、しかも『ロッキー』シリーズのプロデューサーだった。まあそんなことをおもえば、リメイクするにあたりボクシングの話に変えたいとおもってもふしぎはない。
でも、内容はいまひとつだったわ。
そりゃいくらなんでも無茶だろうってのは、歩道の陰にもならないような軒端で立ったままするところだ。これ、初めて観たときもおんなじことをおもったんだけどね。
とはいえ、ラスト、救急車で運ばれていくデ・ニーロが、ジェシカ・ラングが西海岸に移住しちゃうらしいと知ったとき「西海岸のやつらは野菜ばかり食べてる。店を出すんなら、名前はなんだ。グリーン・ストリートか」みたいなことを訊くんだけど、まったく最後の最後まで口の減らない奴っていう設定だけは好かった。