◇裏切りのサーカス(2011年 イギリス、フランス、ドイツ 128分)
原題/Tinker Tailor Soldier Spy
監督/トーマス・アルフレッドソン 音楽/アルベルト・イグレシアス
出演/ゲイリー・オールドマン コリン・ファース ジョン・ハート マーク・ストロング
◇ジョン・ル・カレ『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』
途中まで原作を読んでない人間にはよくわからない。つまり、ほとんどおもしろくない。でも、トム・ハーディのロシアの女スパイとのエピソードあたりからおもしろくなってくる。というより、このあたりから、ぼくのように理解不足なために再見してる人間にも理解できるようになってくる。難しいんだ、こいつ。
でも、ベネディクト・カンバーバッチが図書館から書類を盗み出すあたりは、前に観たときの方がわくわくした。カンバーバッチは控え目な雰囲気でいるんだけど、ハーディーをなぐりつけるあたりの見せ場はさすがに心得てる。
ま、そういうことからいえば、役者はみんなうまい。