◇孤独な暗殺者 スナイパー
原題/La resistance de l'air
監督/フレッド・グリヴォワ 音楽/エフゲニー・ガルペリン サーシャ・ガルペリン
出演/レダ・カテブ リュディヴィーヌ・サニエ チェッキー・カリョ ヨハン・ヘルデンベルグ
◇元射撃チャンピオンの暗殺者
簡単にいってしまえば、住宅ローンやら家庭内不和やらもういろいろあって大変な中、脳卒中で倒れた父親を引き取ったために取り返しのつかない悲劇的な人生を走り出しちゃうって話だ。
だけど、いやまあ、ぽんこつの父親が妻に色目を使い、たとえば夕食中、家族の前でヤってるかと訊いてきたり、孫を外で待たせておいて老いぼれた娼婦を呼んでヤったばかりかその報酬を値切るってのは、もうたまらないストレスだよね。
くわえて、頼みの綱だとおもってた父親のアパートは荒れ放題で実は賃貸契約だったものだから一銭の金も入ってこないとかってもはやあり得ない展開で、そりゃスナイパーにもなるわな。
切実過ぎて、観てるのが辛くなってきたわ。