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かごの中の瞳

2019年12月10日 20時10分46秒 | 洋画2017年

 ◇かごの中の瞳(2017年 アメリカ 109分)

 原題/All I See Is You

 監督/マーク・フォースター 音楽/マルク・ストライテンフェルト

 出演/ジェイソン・クラーク アーナ・オライリー イヴォンヌ・ストラホフスキー

 

 ◇かごがなんでひらがななのかがわからない

 妻ブレイク・ライヴリーの目が見えるようになるまでの30分がとにかく長い。

 感覚と現実の差を前置きするためには必要かもしれないけどやっぱり長い。

 新婚旅行と同じ部屋を夫が予約してスペインに行くが、妻はここはちがうといいはる。夫は気を悪くするが妻は正しかった。このあたりまでとにかく長い。映像はとってもかっこいいのにね。

 ただ、おもしろかったところもないわけじゃない。バルセロナの義姉アーナ・オライリーも綺麗だし。

 たとえば、夜行列車の中で夫ジェイソン・クラークの手を縛って目隠しをして騎乗位になり、窓に映る自分を見ながら夫にオナニーの種を質問するところとかね。妻だけだと答える夫に自分は他の男の人達と答えるのもわかるし、このあたりの会話は悪くない。

 でも、夫を置きざりにして覗き部屋に入ったり、洞窟の中で義姉盧、レズに入りそうになったりと奔放すぎるようになる。なぜだ?と夫はおもうし、観客であるぼくもおもうわ。目が見えるようになって視覚が研ぎ澄まされ、人格まで変わったのかと。

 おもしろいけど退屈なのはなんでだろう?

 点眼薬に摧淫剤でも入ってたっていう設定だったりするんだろうか?

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