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ディープ・インパクト

2021年09月21日 15時27分37秒 | 洋画1998年
◇ディープ・インパクト



いやまあ実に予定調和な筋立てなんだけど、これって『アルマゲドン』と同時進行の別立てなのね。

ミミ・レダーの起用が良かったかどうかは別にして女性らしい視点はいくつか感じられる。

不倫の調査から始まるのはちょっと下衆っぽさはあるけど、リポーターのティア・リオーニと父綾のマクシミリアン・シェルが抱き合って津波に呑まれるのはよくないな。ちなみにバネッサ・レッドグレーブまで起用してるんだからもう少し語らせてあげたかったわ。

これはやっぱりティア・リオーニが、アメリカの東海岸が沈んでゆくのを中継して、それで大彗星なロバート・デュバルたちの宇宙船が特攻してゆくのを実況放送して『地球は助かりました』って涙しないと盛り上がりに欠けるんじゃないかなあ。

イライジャ・ウッドとリーリー・ソビエスキーのふたりにしてもそうだな。せっかく高校生を結婚までさせるんだからその両家についても描き方が中途半端だ。

いちばんよくないのは大統領のモーガン・フリーマンが大彗星に対してなんの対処もなくあきらめた放送をしちゃうところで、最後まで弱音を吐いたらだめで、そんなことしたら、復興の演説を映したところでシラケちゃうもんね。
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