◎しあわせの百貨店へようこそ(Ladies in Black)
ブルース・ベレスフォードは『ドライビング Miss デイジー』でも人権を語ったように、ここでも幸福の権利を点描している。セラヴィ、それも人生。というのは、映画の中でジュリア・オーモンドが、アンガーリー・ライスに語る台詞だが、誰もが幸せになる権利を持っていて、いろんな人生があるけれども小さな幸せを見つけてそれを連鎖させていくことが幸せを大きくさせる方法なのかもしれないとおもわせてくれる。
しかし、ラストがよろしくない。
憧れのドレスはある男が娘のために買いに来てが売約済みだと断わってみんなが協力してお祝いにしてくれたというのではなくて、両親が内緒で買いに来ないとあかんのだ、それでそのときレズリーとおもわず口走ってしまったのを耳にしたマグダがカーライトに交渉して値下げしてもらったことにせなあかんのだよ。