☆アンコール(Song for Marion)
合唱団「年金ズ」てのがいかにも現代的で、こういうストレートな題名のとおりの物語だった。癌で逝った最愛の妻の通っていた合唱団に参加することで、残された頑固者の人生を変えていくっていうのは簡単ながらも上手い脚本だった。まあ、テレンス・スタンプもバネッサ・レッドグレーブもその上手さと存在感で見せちゃうから余計にうまく感じさせるし、男にふられたせいで合唱団の指揮者になっちゃうジェマ・アータートンもあいかわらず上手い。これが『ビザンチウム』の吸血鬼の姉かとおもうほど、いつも違う演技をするのは凄い。
主題歌『Unfinished Songs』がなんとまあセリーヌ・ディオンなのね。